apollostation THE PLATINUMのプライオリティ・パスが年5回へ|8月3日変更の中身を整理した
出光クレジットが2026年6月1日に発表した内容によると、apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードと apollostation PLATINUM BUSINESS に付帯するプライオリティ・パスの無料利用上限が、2026年8月3日18時頃から年30回から年5回へ変更される。あわせて、カード型会員証の取扱いが2026年7月31日23時頃で終了する。
公式発表では変更理由として「当社の想定を上回るご利用状況を踏まえ、今後も安定的にサービス提供を継続するため」と説明されている。ここでは、変更点と据え置き点、回数の数え方、年会費に対する影響を公式情報から整理する。
変更の概要
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 無料利用上限回数 | 年30回(31回以降 US$35/回) | 年5回(6回以降 US$35/回) |
| 利用可能施設 | 国際空港ラウンジ・海外空港ラウンジ・飲食・サービス | 変更なし |
| 家族カード・追加カード | 本会員と同一条件 | 変更なし |
| 同伴者利用料 | US$35 | 変更なし |
| 変更日時 | ー | 2026年8月3日(月)18:00頃(日本時間) |
対象は apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードと apollostation PLATINUM BUSINESS の2枚。変更されるのは無料で使える回数だけで、利用できる施設の範囲と同伴者料金は据え置きとなっている。
回数の起算日とカウント期間
公式発表では、無料5回の数え方が明示されている。
- すでにプライオリティ・パス アプリを登録済みの場合、変更日である2026年8月3日を起算日として1年単位でカウントされる
- 2026年8月3日以降に登録する場合、デジタル会員証の発行日が起算日となる
- これまでの利用回数にかかわらず、2026年8月3日で利用回数はリセットされ、5回まで無料
- カウント対象は、デジタル会員証を提示して利用したすべての施設
公式ページに掲載されている例は次のとおり。
| デジタル会員証の初回登録 | 上限5回のカウント期間 | 次年度の起算日 |
|---|---|---|
| 2025年11月4日 | 2026年8月3日〜2027年8月2日 | 2027年8月3日 |
| 2026年8月2日 | 2026年8月3日〜2027年8月2日 | 2027年8月3日 |
初回登録日が異なっても、変更直後の1年間は2027年8月2日まででそろえられる設計になっている。翌年度からは初回登録日の1年後が起算日に戻る。利用状況はアプリの「アカウント」から「利用履歴」で確認できる。
カード型会員証は7月31日で終了
回数変更とは別に、プラスチックのカード型会員証の取扱いが終了する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 終了日時 | 2026年7月31日(金)23:00頃 |
| 終了後の運用 | デジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)のみ |
| 有効期限が2026年8月1日以降のカード | 有効期限に関わらず7月31日まで |
| 有効期限が2026年7月31日以前のカード | 記載の有効期限まで利用可 |
この終了時期は、2025年8月1日に案内されていた「2026年10月31日まで」から前倒しされたものと公式に記載されている。注意が必要なのは、デジタル会員証を申し込んだ時点で手元のカード型会員証が有効期限内でも使えなくなる点で、移行のタイミングは搭乗予定と合わせて選ぶ形になる。
運用面では、ラウンジ受付時にアプリの「カード」画面からQRコードを提示する流れになるため、端末のバッテリー残量とログイン状態の維持が前提条件に加わる。物理カードのバックアップが取れなくなる以上、渡航前のアプリ動作確認は済ませておきたい工程と整理できる。
年会費22,000円に対して数字で見るとどうなるか
apollostation THE PLATINUM の年会費は22,000円(税込)で、ショッピング利用金額が年間300万円以上の場合は次年度の年会費が無料になる。家族カードは年会費3,300円(税込)で、本会員の年会費が免除された場合は家族カードも無料となる。
無料枠の縮小幅を、超過分の料金である US$35/回に置き換えると次のようになる。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 無料枠の回数 | 30回 | 5回 |
| US$35換算での無料枠 | US$1,050相当 | US$175相当 |
| 差分 | ー | US$875相当の縮小 |
年会費22,000円を払い続ける前提であれば、ラウンジ特典で回収できる金額の上限が大きく下がることになる。なお公式の注意事項では、海外での利用金額は各国際ブランドが適用する円換算レートに事務手数料を加算して請求されると明記されているため、6回目以降の実負担は US$35 の単純な円換算より上振れする。
家族カード・追加カードは本会員と同一条件で据え置きのため、枠そのものは各会員に5回ずつ付く形になる。世帯単位で見れば、本会員と家族会員でそれぞれ年5回という数え方になる。
国内空港ラウンジサービスは別枠
混同しやすい点として、apollostation THE PLATINUM には国際空港ラウンジサービス(プライオリティ・パス)とは別に、国内空港ラウンジサービスが用意されている。公式カードページでは両者が別項目として記載されており、今回の変更案内の対象はプライオリティ・パスのみとなっている。羽田・成田をはじめとする国内主要空港のカードラウンジ利用は、この変更とは切り離して考えることになる。
気になる点
無料枠が30回から5回になるのは約6分の1への縮小で、往復2回分の利用に1回分の余裕が残る程度の水準になる。年間を通じて出張や旅行が複数回ある使い方では、6回目以降が US$35/回の従量課金になる前提で年間コストを見積もり直すことになる。
一方で、2026年8月3日に利用回数がリセットされる点は公式に明記されている。8月2日までに旧30回の枠を消化していても、8月3日から改めて5回分が使える。
空港ラウンジ特典の縮小はこのカードに限った動きではなく、セゾン系ではセゾンゴールド系カードの空港ラウンジ制限が2026年4月1日から適用されている。回数無制限のプレステージ会員が付帯するカードを軸に考えるなら三井住友カード プラチナ、年会費とのバランスで比較するならエポスプラチナカードやJCBプラチナが比較対象に入る。ただし各カードの付帯条件も改定の対象になり得るため、申込前に各社の最新の案内を確認する形が前提となる。
まとめ
今回の変更は、無料利用回数を年30回から年5回へ絞る一方で、利用できる施設・家族カードの条件・同伴者料金は据え置くという構成になっている。押さえるべき日付は2つで、カード型会員証の終了が2026年7月31日23時頃、無料回数の変更が2026年8月3日18時頃。すでにアプリを登録済みであれば8月3日に回数がリセットされ、そこから1年間で5回という数え方になる。
年会費22,000円に対する特典の見え方は変わるため、ラウンジ利用の頻度が高い使い方であれば、従量課金を織り込んだ年間コストで持ち続けるか、回数条件の異なるカードへ移すかを検討する段階と整理できる。
公式リンク
編集者:ナナ