PayPayカード6月改悪の対策|公共料金・チャージの乗り換え先を整理する
6月2日まであと5週間、何をすべきか
PayPayカードの6月改定内容は既に整理した。公共料金0.5%化、他社チャージ対象外、ポイント利用分の除外。変更点はわかった。問題は「で、どうすればいいのか」だ。
この記事では、影響を受ける人が6月2日までに具体的にやるべきことと、乗り換え先カードの候補を整理する。
まず確認:自分は影響を受けるのか
PayPayカードの基本還元率1.0%(通常のショッピング)は変わらない。影響を受けるのは以下の使い方をしている人だけだ。
| 使い方 | 影響 |
|---|---|
| 普段の買い物だけ | 影響なし |
| 公共料金をPayPayカードで払っている | 1.0%→0.5%に半減 |
| モバイルSuica・PASMOにチャージしている | 1.0%→0%に |
| au PAY・ファミペイ等にチャージしている | 1.0%→0%に |
| PayPayポイントで支払いをしている | ポイント分が還元対象外に |
普段の買い物でしか使っていないなら、この記事を読む必要はない。影響があるのは「公共料金」と「チャージルート」を活用していた人だ。
対策①:公共料金の支払いカードを変更する
公共料金の還元率が1.0%→0.5%に下がるため、公共料金でも1.0%以上の還元を維持できるカードに切り替えるのが最もシンプルな対策だ。
| カード | 公共料金の還元率 | 年会費 | 備考 |
|---|---|---|---|
| リクルートカード | 1.2% | 無料 | 公共料金でも満額還元。ポイント用途がリクルート系サービス中心 |
| 楽天カード | 1.0% | 無料 | 公共料金でも1.0%維持。楽天経済圏ユーザーなら最有力 |
| dカード | 1.0% | 無料 | 公共料金でも1.0%。ただしdカードも公共料金の還元率を半減させた前例がある |
| au PAYカード | 1.0% | 無料(条件付き) | au/UQ mobileユーザーなら年会費無料で1.0% |
毎月の公共料金が2万円の場合、PayPayカード(0.5%)とリクルートカード(1.2%)の差は年間1,680円。大きな額ではないが、カードを変えるだけで取れるポイントを取りこぼす理由もない。
対策②:チャージルートを再構築する
PayPayカードから交通系IC(Suica・PASMO)や他社決済サービスへのチャージが還元対象外になる。これまでPayPayカード→他社チャージでポイントの二重取りをしていたルートは6月2日で塞がれる。
代替のチャージ元カードを整理する。
モバイルSuica・PASMOへのチャージ
| カード | チャージ時の還元率 | 備考 |
|---|---|---|
| ビューカード | 1.5%(ゴールドは3.0%) | Suicaチャージ最強。JR東日本沿線の通勤者に最適 |
| 楽天カード | 0.5% | Suicaチャージは0.5%に下がるが還元はある |
| 三井住友カード(タッチ決済乗車) | 最大8% | Suicaを使わず、カードのタッチ決済で直接乗車する別アプローチ |
JR東日本沿線の通勤者なら、Suicaチャージはビューカードに切り替えるのが最も効率が良い。
au PAY・ファミペイ等へのチャージ
これらのルートは、そもそもどのカードでもチャージ時のポイント付与を絞る傾向にある。PayPayカードが対象外になった今、残っているルートは限られる。三井住友カードやエポスカードなど一部のカードでは引き続きチャージ時にポイントが付く場合があるが、今後さらに絞られる可能性もあるため、チャージルートへの依存自体を見直す時期かもしれない。
対策③:ポイント利用設定をOFFにする
6月2日以降、PayPayポイントで支払った分はポイント付与の対象外になる。PayPayアプリの設定で「ポイント利用」が自動的にONになっている場合、意図せずポイントが消費されてしまう。
やることはシンプルだ。PayPayアプリ → 「支払い設定」→ 「ポイント利用」をOFFにする。ポイントは貯めておいて、PayPay残高やカード払いで支払い、ポイントは別途使い道を選ぶ運用に切り替える。
あわせて、本人確認(eKYC)がまだの人は6月2日までに済ませておくこと。未完了だとPayPayステップのポイント付与自体が対象外になる。
PayPayカードを解約すべきか
結論から言うと、通常のショッピングでしか使っていないなら解約する理由はない。基本還元率1.0%は変わらないし、PayPayとの連携は引き続き便利だ。
解約を検討すべきなのは、公共料金とチャージルートがメインの使い方だった人。そのどちらも還元が下がる以上、メインカードを他に移す意味はある。ただしPayPayカード自体は年会費無料なので、サブカードとして残しておいてPayPay決済専用にするのも合理的だ。
まとめ:6月2日までにやること3つ
1つ目。公共料金の支払いカードをリクルートカードや楽天カードなど、公共料金でも1.0%以上の還元を維持できるカードに変更する。
2つ目。モバイルSuicaへのチャージ元をビューカードに切り替える。または三井住友カードのタッチ決済乗車に移行する。
3つ目。PayPayアプリの「ポイント利用」設定をOFFにし、本人確認(eKYC)を済ませる。
いずれも手続き自体は10分で終わる。6月2日に「知らなかった」とならないよう、今のうちに済ませておきたい。