セゾンカードのnanacoポイント付与が8月末で終了|最終対象は8月10日利用分まで

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クレディセゾンは2026年2月27日、「セゾンカードのご利用で『nanacoポイント』が貯まるサービス」を終了すると告知した。終了日は2026年8月末のnanacoポイント付与であり、対象となるのは2026年7月11日(土)から8月10日(月)までに売上が計上された利用分までとなる。

このサービスは、事前登録したセゾンカードでセブン-イレブンの支払いをすると、永久不滅ポイントとは別にnanacoポイントが二重に貯まるという内容だった。セブン-イレブンを日常的に使う層にとっては、還元率0.5%クラスのカードを1%台まで押し上げる数少ない手段であり、終了の影響は使用頻度に比例して効いてくる。

終了スケジュール

公式告知に記載された日程は以下のとおり。すでに過ぎている手続き期限も含めて整理する。

項目期日
サービスの新規登録受付終了2026年4月30日(木)12:00
nanaco番号変更・再登録・退会の受付終了2026年7月31日(金)12:00
ポイント付与対象となる最終利用期間2026年7月11日(土)〜8月10日(月)
最終のnanacoポイント付与日2026年8月末(予定)
ポイント付与履歴の確認期限2026年11月末

注意すべきは、最終対象期間の締めが「8月末」ではなく 8月10日の売上計上分まで である点だ。カード利用日が8月10日以前であっても、加盟店からの売上データ計上が遅れた場合は対象外になり得ると公式に明記されている。8月10日ぎりぎりの利用は、付与されない前提で考えたほうが安全である。

なお、付与履歴の確認は2026年11月末まで残る。センターお預り分として付与されたnanacoポイントは、セブン-イレブンやセブン銀行ATMなどでの残高確認・チャージ操作を経て受け取る仕組みのため、受け取り忘れがないかは11月末までに確認しておきたい。

何が減るのかを数字で見る

このサービスの付与条件は「セブン-イレブンでの利用金額100円(税込)につき1nanacoポイント」で、計算はレシート単位・端数切り捨てだった。永久不滅ポイントの通常付与(1,000円につき1ポイント)とは別枠である。

永久不滅ポイントは200ポイントを920nanacoポイントに交換できるため、1永久不滅ポイントは4.6円相当と換算できる。この前提で、セブン-イレブンでの1回の支払いに対する実質還元率を並べると次のようになる。

内訳付与条件1万円利用時の相当額還元率換算
永久不滅ポイント1,000円につき1ポイント10ポイント=46円相当約0.46%
nanacoポイント(終了分)100円につき1ポイント100ポイント=100円相当約1.0%
合計(8月10日利用分まで)約146円相当約1.46%
合計(8月11日利用分以降)約46円相当約0.46%

失われるのは還元率にして約1.0ポイント分、つまり従来の3分の2にあたる。セブン-イレブンでの支出が月1万円なら年間で約12,000円相当、月3,000円でも年間3,600円相当が消える計算になる。金額の絶対値は小さいが、登録さえしておけば自動で積み上がる性質の還元だったため、意識せずに受け取っていた分がまるごと消える形になる。

セブンネットショッピングでの購入はもともと対象外であり、イトーヨーカドーでの利用分は2018年6月30日のカード利用分をもって既に付与が終わっている。今回の終了は、最後まで残っていたセブン-イレブン店頭分が閉じられたということになる。

対象だった決済方法は、カード払い・QUICPay・Apple Pay・iDの4種類。セゾンカードを紐づけたQUICPayやApple Payでの支払いも同様に付与対象だったため、非接触決済で通していた利用者も影響を受ける。

UCカードも同時に終了する

クレディセゾンが発行するUCカードにも同じサービスが提供されており、こちらも同一のスケジュールで終了する。UCカード側でも同日付で告知が出ている。

セゾンカードとUCカードは2025年のシステム統合以降、永久不滅ポイントの合算をはじめとしてポイント基盤の共通化が進んでおり、今回の終了もその延長線上にある整理と読み取れる。UCカードで登録していた場合も、最終対象期間や付与履歴の確認期限はセゾンカードと同一である。

電子マネー系の縮小が続いている

クレディセゾンでは2025年8月に電子マネー・プリペイドカードへのチャージ利用分に対する永久不滅ポイントおよびSAISON MILE CLUBのポイント付与終了が案内されており、2026年5月にはセゾンQUICPay(おサイフケータイ)およびケータイクレジット「セゾンiD」「ローソンPonta iD」のサービス終了も告知されている。今回のnanacoポイント終了は、その流れの一部として位置づけられる。

同種の動きはセゾンに限らない。エポスカードも2026年8月1日利用分から交通系ICや各種決済サービスへのチャージをポイント加算の対象外としており、詳細はエポスカードのチャージ還元終了の記事で整理している。カード会社側から見ればチャージ経由の付与は加盟店手数料が薄く、原資を確保しにくい領域であり、還元の重心が「自社経済圏での直接利用」に寄っていく構図は各社に共通している。

長期運用の観点では、この種の「特定店舗×特定サービスの上乗せ還元」は、カード本体のスペックと違って告知1本で消える前提を織り込んでおくべき性質のものだといえる。カードを選ぶ基準としては、年会費と基本還元率のように改定されにくい部分を軸に置き、上乗せ枠は消えたときに困らない範囲で使うのが現実的である。

セブン-イレブンでの代替をどう考えるか

終了後もセブン-イレブンでセゾンカードを使った際の永久不滅ポイントは通常どおり付与される。減るのはnanacoポイント側の上乗せだけであり、カードが使えなくなるわけではない。

上乗せ分を取り戻す方向で考えるなら、選択肢は大きく2つに分かれる。

  • nanaco自体で支払う:nanaco電子マネーでの支払いに対するnanacoポイント付与は、セゾンカード側のサービスとは別物であり、今回の終了とは無関係に存続する。付与条件はnanaco公式の案内を確認したうえで、チャージ元カード側のチャージ還元有無とあわせて判断することになる
  • コンビニ還元が強いカードに寄せる:三井住友カードのように、対象コンビニ・飲食店での非接触決済に還元を集中させているカードがある。仕組みと条件は三井住友カード(NL)の記事にまとめている

どちらを選ぶにせよ、セブン-イレブンでの月間支出額を把握したうえで、上乗せ還元の差額が手続きの手間に見合うかを判断することになる。月数千円規模の支出であれば、年間の差額は数百円から千数百円の水準にとどまる。

気になる点

第一に、最終対象期間の判定が「利用日」ではなく「売上計上日」である点は誤解を招きやすい。8月10日までに使ったつもりでも計上が11日以降にずれれば対象外になる。公式にも「対象期間中のご利用であっても売上データの計上日によっては対象外となる場合がございます」と明記されている。

第二に、退会手続きの受付が2026年7月31日12:00で既に終了している。サービス自体が終了するため退会手続きは不要だが、登録したnanaco番号の変更もできない状態にある。nanacoカードを紛失・変更した場合、最終付与分の受け取り先が旧番号のままになる可能性があるため、付与履歴と受け取り状況は確認しておく必要がある。

第三に、センターお預り分のnanacoポイントには有効期限がある。最終付与が2026年8月末であることを踏まえると、受け取り忘れたまま失効させてしまうケースが出やすい。付与履歴の確認期限が11月末であることと、ポイント自体の有効期限は別管理である点には注意したい。

まとめ

セゾンカードおよびUCカードの「nanacoポイントが貯まるサービス」は、2026年8月末の付与をもって終了する。対象となる最終利用期間は2026年7月11日から8月10日までで、売上計上日基準で判定される。

セブン-イレブンでの実質還元率は約1.46%から約0.46%へ、およそ3分の1の水準に下がる。永久不滅ポイントの通常付与は継続するため損失は上乗せ分に限られるが、登録済みの利用者は最終付与分の受け取りと、8月11日以降の支払い方法の見直しを済ませておきたい。

編集者:ナナ