SBI VISAクリプトカードの還元率・仕組みを整理する|買い物でBTC・ETH・XRPが自動で貯まるカード
SBI VISAクリプトカードとは
SBI VISAクリプトカードは、SBI VCトレード・アプラス・Visaの3社連携で2026年5月1日に発行が始まったクレジットカード。最大の特徴は、カード利用で貯まるポイントがビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・XRPのいずれかに自動で交換される仕組み。「使うだけで暗号資産が貯まる」というコンセプトのカードで、国内初の暗号資産還元型クレジットカードとなる。
スタンダードとゴールドの2種類があり、ゴールドは基本還元率1.0%、空港ラウンジ、旅行傷害保険が付帯する。
基本スペック
SBI VISAクリプトカード(スタンダード)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 初年度無料(次年度1,650円・年間10万円利用で無料) |
| 国際ブランド | Visa |
| 基本還元率 | 0.5%(リボ払いで0.8%) |
| 還元先 | BTC / ETH / XRP(申込時に選択・変更不可) |
| ポイント交換 | 毎月末に自動交換・手数料無料 |
| タッチ決済 | Visaタッチ決済対応 |
| Apple Pay / Google Pay | 対応 |
| 申込条件 | SBI VCトレードの暗号資産口座が必要 |
| 発行日 | 2026年5月1日〜 |
SBI VISAクリプトカード ゴールド
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 初年度無料(次年度6,600円・年間200万円利用で年会費相当額還元) |
| 国際ブランド | Visa |
| 基本還元率 | 1.0%(リボ払いで1.3%) |
| 還元先 | BTC / ETH / XRP(申込時に選択・変更不可) |
| ポイント交換 | 毎月末に自動交換・手数料無料 |
| 空港ラウンジ | 年間3回無料 |
| 旅行傷害保険 | 付帯あり |
| ショッピング保険 | ショッピングガーディアン保険付帯 |
| 申込条件 | SBI VCトレードの暗号資産口座が必要・20歳以上(学生不可) |
暗号資産還元の仕組み
ポイント→暗号資産の自動交換
カード利用で貯まるポイントが、毎月末に自動で暗号資産に交換される。交換手数料は無料。交換先はBTC・ETH・XRPの3種類から申込時に1つを選択する。一度選択すると変更はできない。
交換された暗号資産はSBI VCトレードの口座に直接入金される。そこから売却して円に戻すことも、そのまま保有し続けることも可能。
SBI証券のクレカ積立にも対応
SBI新生銀行の金融商品仲介(SBI証券)口座でクレカ積立を設定すると、投資信託の積立額に応じても暗号資産が貯まる。投信積立で暗号資産が貯まるのは国内初の仕組み。
還元率の計算例
ゴールド(還元率1.0%)で月10万円利用した場合、年間で12,000円相当の暗号資産が貯まる計算。暗号資産の価格変動により、受け取り時点と売却時点で実質的な価値は変わる。
従来のポイント還元型カードとの違い
| 項目 | SBI VISAクリプトカード ゴールド | 三井住友カード ゴールド(NL) | 三菱UFJカード ゴールド |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 6,600円(初年度無料) | 5,500円(年100万で永年無料) | 11,000円(初年度無料) |
| 基本還元率 | 1.0% | 0.5% | 0.5% |
| 還元先 | BTC / ETH / XRP | Vポイント | グローバルポイント |
| 対象店舗還元 | なし | 最大7% | 最大20% |
| 年間利用ボーナス | 200万円で年会費相当還元 | 100万円で10,000pt+永年無料 | 100万円で11,000円相当 |
| 空港ラウンジ | 年3回 | あり(制限なし) | あり(制限なし) |
| SBI証券積立 | 対応(暗号資産還元) | 対応(Vポイント還元) | 非対応 |
基本還元率1.0%はゴールドカードとしては高水準。ただし還元先が暗号資産に限定されるため、「ポイントを日常の買い物に充てたい」という使い方には向かない。暗号資産を長期保有する前提で、値上がりすれば還元率以上のリターンが得られる可能性がある反面、価格下落のリスクも負う。
注意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 暗号資産の選択は変更不可 | 申込時にBTC・ETH・XRPから1つを選択。後から変更できない |
| SBI VCトレード口座が必須 | カード申込の前にSBI VCトレードで暗号資産口座の開設が必要 |
| 暗号資産の価格変動リスク | 還元された暗号資産は価格変動するため、受け取り時より価値が下がる可能性がある |
| 確定申告の可能性 | 暗号資産を売却して利益が出た場合、雑所得として確定申告が必要になる場合がある |
| 空港ラウンジは年3回 | ゴールドでもラウンジ利用は年間3回まで。一般的なゴールドカードより制限が厳しい |
| 対象店舗での高還元なし | 三井住友カードや三菱UFJカードのようなコンビニ・飲食店での高還元特典はない |
| リボ払いの還元率上乗せ | 0.8%(スタンダード)・1.3%(ゴールド)はリボ払い時。リボ手数料に注意 |
まとめ
SBI VISAクリプトカードは、「日常の買い物で暗号資産を自動的に積み立てる」という新しいコンセプトのカード。ゴールドの基本還元率1.0%はゴールドカードとして高水準で、SBI証券のクレカ積立にも対応している。暗号資産に興味があり、少額から積み立てたい人にとっては、意識せずに暗号資産が貯まる設計は魅力的。
ただし還元先が暗号資産に限定される点、価格変動リスクを負う点、売却時に確定申告が必要になる可能性がある点は、従来のポイント還元型カードとは性質が異なる。「ポイントは現金やギフトカードに交換したい」という人には向かない。暗号資産を長期保有する意思があるかどうかが、このカードを選ぶ前提条件になる。