CIO UPDATE 2026で15製品発表|Polaris WALLとバッテリーヘルス表示の中身を整理した
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CIOは2026年7月1日、10周年イベント「CIO UPDATE 2026 挑む、広がる」を開催し、充電器・モバイルバッテリー・電源タップ・壁コンセントまでを含む15製品を一挙発表した。既存の「Polaris」シリーズを拡張する形で壁コンセント自体をモジュール化した「Polaris WALL」、モバイルバッテリー全機種に標準搭載される「バッテリーヘルス表示」、アプリ連携でカスタマイズできる「NovaPort III」の3系統が中核となる。7月2〜5日には原宿でポップアップストアも開催中で、発表製品全て実機確認できる。
CIO UPDATE 2026 発表製品の全体像
15製品は大きく5系統にまとまる。
| 系統 | 主な製品 | 発売時期 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| Polaris WALL(壁コン モジュール) | 65W2C / 65W1C1A / SLIM | 2026年秋頃 | 未定 |
| SMARTCOBY 新世代 | Ex06 Wireless2.2 / ULTRA SLIM SS5K | 2026年9月頃 | 8,980〜11,290円 |
| NovaPort III(アプリ連携充電器) | NovaPort DUO III 65W2C | 2026年秋頃 | 調整中 |
| CORD REEL 内蔵シリーズ | Polaris CUBE DESK / TRAVEL / CAR | 2026年秋〜9月頃 | 7,980〜19,800円 |
| その他 | Mate Powerbank005 / FootLight | 2026年秋頃 | 4,980〜6,980円 |
発表製品の多くは秋以降の発売予定で、価格が「未定」または「調整中」となっているものが目立つ。既販売の「Polaris CUBE WALL」(既存モデル、67W出力)は現時点でAmazonで購入可能で、Polaris WALLの発売を待たずに壁コンセントへのUSB-C追加はカバーできる構造になる。
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Polaris WALL(壁コンセントをモジュール化)
CIO UPDATE 2026の目玉が、壁コンセントをモジュール化する「Polaris WALL」シリーズになる。
従来、壁コンセントを交換するには電気工事士の資格が必要で、DIYでは対応できない領域だった。Polaris WALLは初回のベース部分の取り付けだけ有資格者が行い、その後のモジュール(USB-Cポート/マグネット式ワイヤレス充電パッド/コードリール等)はユーザー自身で着脱可能な設計になっている。「USB-C 2ポート → マグネット式Qi2充電パッド」に差し替えるといった運用が資格なしで実施できる。
発表ラインナップ
| モデル | ポート構成 | 最大出力 | 発売時期 |
|---|---|---|---|
| Polaris WALL 65W2C | USB-C × 2 | 65W | 2026年秋頃 |
| Polaris WALL 65W1C1A | USB-C × 1 + USB-A × 1 | 65W | 2026年秋頃 |
| Polaris WALL SLIM | 薄型モデル(詳細未公表) | 未公表 | 2026年秋頃 |
Polaris WALLの発売は秋以降だが、既存の「Polaris CUBE WALL」(67W出力・USB-C対応)は既販売で、壁差し電源タップとしてすでにAmazon・楽天等で購入可能。ホテルチェーンやコワーキングスペースへの導入も協議中とされており、自宅の電源環境だけでなく出先の充電インフラも変化する可能性がある。
モバイルバッテリー「3つの安全設計」(バッテリーヘルス表示)
CIO代表の中橋氏は、モバイルバッテリーの安全性について踏み込んだ発表を行った。リチウムイオン電池は約300回の充放電で劣化が進行するが、外観からは判断しにくいという課題に対し、「見える化」で対応する方針を示した。
今後発売される全モバイルバッテリーに標準搭載される「3つの安全設計」は以下の通り。
- バッテリーヘルス表示:現在の劣化度をTFTディスプレイに表示
- 充放電サイクル回数:これまでの累積サイクル数を記録・表示
- 異常発熱検知:内部の温度異常をリアルタイムで警告
iPhoneのバッテリーヘルス機能と同様の発想をモバイルバッテリーに持ち込んだ形で、買い替え判断を数値で行えるようにする構造になる。前世代の半固体電池モデル(SMARTCOBY SS)に続く、CIOの安全性差別化ラインとして位置づけられる。
第1弾3製品
| モデル | 主な仕様 | 価格 | 発売時期 |
|---|---|---|---|
| SMARTCOBY Ex06 Wireless2.2 Built in CORD REEL | Qi2.2対応・USB-Cコードリール内蔵・TFTディスプレイ | 11,290円 | 2026年9月頃 |
| SMARTCOBY ULTRA SLIM SS5K | 半固体系セル・ステンレス筐体・厚さ6.88mm | 8,980円 | 2026年9月頃 |
| Mate Powerbank005 | 詳細未公表 | 4,980円 | 2026年秋頃 |
SMARTCOBY ULTRA SLIM SS5Kは厚さ6.88mmのステンレス筐体で、ポケットサイズの日常携帯機として設計されている。半固体電池の安全性ラインを継承する位置づけになる。
NovaPort III(アプリ連携で出力制御)
「NovaPort III」シリーズは、専用アプリとの連携がポイントになる。フルパワーモード/セーフティーモードなど出力設定をアプリから切り替えられるほか、本体液晶表示のオン・オフもアプリ制御が可能。単体で動作する充電器ではなく、スマホ側で挙動を管理する充電器という位置づけになる。
これは「国産充電器プロジェクト」の成果でもある。YouTuberのイチケン氏が回路・熱設計に参画し、日本部品の採用比率は現在59.6%まで向上した。組み立てはアサヒ電子、部品供給にKOAなどの国内メーカーが名を連ねる構成になる。
発表モデル
| モデル | ポート構成 | 最大出力 | 特徴 | 発売時期 |
|---|---|---|---|---|
| NovaPort DUO III 65W2C | USB-C × 2 | 65W | アプリ連携・国産部品比率59.6% | 2026年秋頃 |
現行のNovaPortシリーズでアプリ連携なしの薄型モデル「NovaPort SLIM DUO II 65W」(14mm厚・NovaIntelligence搭載)は既販売で、Amazonで購入可能。NovaPort IIIの発売を待たずに、CIOのNovaPortシリーズの完成度を試したい場合は現行モデルで先行して評価できる。
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その他の発表製品
CORD REEL(コードリール)内蔵の設計思想が、複数の製品ラインで共通化されているのが特徴になる。
| モデル | 特徴 | 価格 | 発売時期 |
|---|---|---|---|
| Polaris CUBE DESK 2in1 Built in CORD REEL | デスク用電源タップ+コードリール | 19,800円 | 2026年秋頃 |
| Polaris CUBE TRAVEL Built in CORD REEL | トラベルアダプター+コードリール | 7,980円 | 2026年9月頃 |
| NovaPort DUO 65W2C Built in CORD REEL for CAR | 車載シガーソケット用モジュール式充電器 | 11,290円 | 2026年9月頃 |
| CIO FootLight | コンセント常夜灯+モバイルバッテリー | 6,980円 | 2026年秋頃 |
FootLightは常夜灯とモバイルバッテリーを兼ねる二刀流設計で、停電時にそのまま持ち出せる。防災グッズとしての実用性も兼ね備える構造になる。
エンジニア視点での見どころ
- 電源インフラのモジュール化:壁コンセントレベルまで「差し替え可能」に踏み込んだ設計は、デスク環境を極めた層にとって長期運用視点で大きな変化になる
- バッテリーヘルス表示の標準化:モバイルバッテリーの「まだ使えるのか、買い替えるべきなのか」を数値で判断できるようになる。買い替えサイクルの合理化に効く
- アプリ連携のNovaPort III:スマホ側で充電器の挙動を管理する構造は、複数ポート同時利用時の出力配分を意識するエンジニアには相性が良い
- 国産部品採用比率59.6%:長期サポート・熱設計の信頼性で優位性を主張。品質と価格のバランスが着地点になる
気になる点
- 価格未定・調整中が多い:発表製品の大半が2026年秋頃発売予定で、価格未定または調整中。実際の購入判断は発売直前の情報公開待ちになる
- Polaris WALLは初回設置に電気工事士が必要:モジュール交換自体は資格不要だが、初回のベース設置は業者を呼ぶ必要がある。賃貸住宅では原状回復の観点で導入ハードルが上がる
- NovaPort IIIのアプリ依存:出力モードや液晶表示のカスタマイズはアプリ経由が前提のため、CIOのアプリ品質・継続性が長期運用のリスク要素になる
- 原宿ポップアップは7月5日まで:LIFORK HARAJUKUで開催中(毎日11:00〜19:00)、CIO製品持参で特製ポーチ、6,000円以上購入でオリジナルポーチ+限定カプセルトイ
まとめ
CIO UPDATE 2026は、CIOが「充電器を売るメーカー」から「電源環境そのものを設計するメーカー」へシフトしていることを示す発表内容になった。壁コンセント(Polaris WALL)、デスクの電源タップ、車のシガーソケット、旅行時の変換プラグ、災害時の常夜灯(FootLight)と、生活のあらゆる電源接点にCIO製品を配置するビジョンが提示されている。CORD REEL内蔵という共通設計思想が製品群を貫く点も、ブランドとしての一貫性を感じさせる。
発売時期の多くは2026年秋以降で価格も未確定のため、いま導入するなら既販売のPolaris CUBE WALL(壁差しUSB-C)やNovaPort SLIM DUO II 65W(薄型充電器)で、CIOのラインナップに触れておく形が現実的な選択肢になる。
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編集者:ナナ
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