FMV Accessoryは磁気スイッチのキーボード29,700円とマウス14,850円|初の周辺機器ブランドの3製品を公式情報で整理した

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画像:富士通クライアントコンピューティング ニュースリリース「FMV Accessory」(2026年10月22日)より

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が2026年10月22日、FMV初の周辺機器ブランド「FMV Accessory」を発表した。第1弾はキーボード「FMV Keyboard X01M」、マウス「FMV Mouse X01MB」、23.8型ディスプレイ「FMV Display V2403」の3系統で、キーボードとマウスは10月23日に提供が始まっている。

キーボードは磁気スイッチ、マウスはメインホイールや左右クリックに磁気センサーを使う構成で、2台の接続先をまとめて切り替える「FMV Link」も用意される。公式リリースとFMV Storeの掲載情報から、価格と仕様のどこまでが確定していて、どこが未公表なのかを整理する。

FMV Accessory 3製品の概要

FMV Keyboard X。アルミ削り出しの天板を持つ日本語配列のロープロファイルキーボード
画像:富士通クライアントコンピューティング ニュースリリース「FMV Accessory」(2026年10月22日)より
項目FMV Keyboard XFMV Mouse XFMV Display V
型番FMV Keyboard X01M(FMVPRKBBL2)FMV Mouse X01MB(FMVPRMSBL1)FMV Display V2403(4型番)
提供開始10月23日(受注は10月22日から)10月23日10月23日
価格29,700円14,850円オープン価格
方式磁気スイッチ磁気センサー(ホイール・クリック)23.8型
接続Bluetooth 6.1/USBレシーバー/有線Bluetooth 6.1/USBレシーバー/有線HDMI・USB Type-C(モデルにより異なる)
同梱FMV Link Receiver、USBケーブルFMV Link Receiver、USBケーブルー

キーボードの29,700円はFMV Storeの掲載価格で、クラウドファンディング時点で予告されていたWEB MART価格と一致する。マウスの14,850円もFMV Storeの掲載価格である。Display Vはリリース上オープン価格とされており、個別の価格は公式リリースに記載がない。

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デビューキャンペーンとして、2026年10月22日から11月6日までFMV Keyboard XとFMV Mouse Xが本体価格から10%割引になる。対象はFMV Storeと家電販売店で、単純計算ではキーボードが26,730円、マウスが13,365円となる。

FMV Keyboard X:磁気スイッチとロープロファイル

FMV Keyboard Xは2026年4月にクラウドファンディングが実施され、約7,500万円、2,900人以上の支援を集めた製品である。4月の公式リリースでは、磁気スイッチ(リニア)、アルミ削り出しの天板、ガスケットマウント構造、JIS X 6002準拠の日本語配列、独自のカーソルキー配置が示されている。外形寸法は約299.0×118.5×27.6mm(幅×奥行×高さ、チルトなし)である。

機能面の要点は次の通り。

  • ラピッドトリガー:磁気スイッチの特性を生かした入力方式として搭載が明記されている
  • Nキーロールオーバー:全キーの同時入力を正確に認識する
  • アクチュエーションプリセット:キーの反応位置を「軽め」「おすすめ(FMVノートPCの押下圧に合わせた設定)」「重め」の3段階から選ぶ。キーボードマイスター監修の設定である
  • 接続:Bluetooth 6.1、USBレシーバー(Type-A)、USB有線の3系統

反応位置は3プリセットから選ぶ方式で、ゲーミング向け磁気式キーボードのように0.01mm単位で詰める設計とは立ち位置が異なる。同じ磁気式でも、ASUS TUF Gaming K4 Magneticは16,980円で0.01mm単位の調整と8000Hzポーリングを備え、Keychron C75 TMR 8KはTMRセンサーと8000Hzが軸である。FMVはロープロファイル、静音、日本語配列、無線の3系統接続に寄せた構成と整理できる。

キー数、キーストローク、アクチュエーションポイントの数値範囲、バッテリー駆動時間、重量は、公式リリースとFMV Storeの掲載ページでは確認できなかった。無線機を選ぶうえで重要な連続使用時間が未公表のため、購入前の確認項目になる。

FMV Mouse X:磁気センサーで摩耗を抑える設計

FMV Mouse X。日本人の手の大きさを考慮したコンパクトな形状のエルゴノミクスマウス
画像:富士通クライアントコンピューティング ニュースリリース「FMV Accessory」(2026年10月22日)より

FMV Mouse Xの特徴は、メインホイール、サイドホイール、左右クリックに物理接点のない磁気センサーを採用した点である。公式は高速スクロールと摩耗の抑制を訴求している。重量は約70gで、日本人の手の大きさを考慮したコンパクトな形状、多機能ボタン、サイドホイールを備える。

接続はBluetooth 6.1、専用USBレシーバー、USB有線の3種類で、マルチペアリングは最大4台に対応する。一方で、DPI、ポーリングレート、ボタン数、バッテリー、寸法はFMV Storeの掲載ページに記載がない。ゲーミング用途の数値スペックを軸にした製品ではなく、ホイールとクリックの耐久性と手に収まる形状を軸にした製品として位置づけられている。

マウスの選び方全体はマウスの選び方で整理している。

FMV Link:キーボードとマウスの接続先をまとめて切り替える

FMV Linkは、キーボードの接続先を切り替えるとマウスも同じデバイスへ自動で切り替わる機能である。マウス側を切り替えた場合も、キーボードが同じデバイスへ切り替わる。複数のPCやタブレットを1組の入力機器で使い分ける環境で、2台の切り替え操作が1回にまとまる。

設定や管理は「FMV Accessory App」で行い、接続設定のサポート、レシーバーに登録されたデバイスの管理、ボタン割り当て、利用シーンに応じたプリセットが用意されている。公式リリースにはアプリの対応OSが記載されていない。WindowsとMacを併用する環境では、FMV Linkやボタン割り当てがどのOSで使えるかを購入前に確認する必要がある。

FMV Display V:フラッグスタイルとスタンドスタイル

FMV Display V2403は23.8型で、10月23日に4型番(K0AJ001YJF、K0AK001ZJF、K0AJ0024JF、K0AK0025JF)が提供開始された。スタイルは壁際に置く「フラッグスタイル」と、通常の「スタンドスタイル」の2種類がある。

項目フラッグスタイルスタンドスタイル
設計の狙い壁との距離を抑え、画面前のスペースを広く取る下辺までスリムなベゼルの通常スタンド
特徴ピラーにマグネットでフックやスマホホルダーを取り付け可能(アクセサリーは付属しない)120Hz、178°/178°の広視野角パネル、背面ジョイスティックで明るさや音量を設定
調整簡易チルト、ピラー背面のレバー型ロックで上下高さ、左右回転、縦横回転
想定する使い方画面下にノートPCを収納し、14.0型のFMVモバイルノートと並べて置く一般的なデスク設置

端子は「HDMI×2とUSB Type-C(USB PD最大65W対応)」を備えるモデルと、USB Type-A×2ポートを備えるモデルがあると記載されている。Type-Cは映像出力と給電を1本のケーブルで行える。ただし、どの型番がどのスタイルで、どの型番がType-Cを持つのかは公式リリースに明記されていない。解像度、パネル種別、輝度も同様に未記載で、購入時はFMV Storeの型番別ページでの確認が前提になる。

置き場所の制約が大きいデスクでは、モニターアームの選び方で整理した壁面・クランプ方式との比較も候補になる。

エンジニア視点で見たときの整理

  • スペック翻訳:磁気スイッチは反応位置をソフトウェアで変えられる点が特徴だが、FMVはプリセット3段階の運用で、細かな調整を前提にしていない
  • 環境構築:FMV Linkにより、2台構成の入力機器の切り替えが1操作になる。USBレシーバーは同梱で、Bluetoothだけに依存しない運用も組める
  • クロスプラットフォーム:専用アプリの対応OSが公式リリースに記載されていないため、Mac・Linux併用環境では事前確認が必要
  • 長期運用:磁気センサーは接点の摩耗を抑える方式だが、耐久回数や保証期間は公式情報で確認できていない

気になる点

  • キーボードとマウスの価格合計は44,550円で、同価格帯には磁気式キーボードの選び方で整理した各社の製品がある。FMVの強みは日本語配列とFMV Linkであり、8000Hzなどの高速入力は仕様として示されていない
  • キー数、バッテリー駆動時間、マウスのDPI・ポーリングレート・重量以外の寸法は、現時点の公式情報では確認できない
  • Display Vはオープン価格で、型番ごとの端子と価格が公式リリースだけでは対応づけられない
  • Amazon.co.jpでは、本稿の確認時点でFMV Keyboard X01MとFMV Mouse X01MBの型番に一致する商品ページが見つからなかった

まとめ

FMV Accessoryは、PCメーカーであるFMVが入力機器とディスプレイを一体で提案する周辺機器ブランドである。キーボードは29,700円の磁気スイッチ・ロープロファイル・日本語配列、マウスは14,850円の磁気センサー採用・約70g、2台をまとめて切り替えるFMV Linkが共通の軸になる。デビューキャンペーンは11月6日までで、価格の10%割引が適用される。

仕様の未公表項目が多いため、購入前にはFMV Storeの製品ページでバッテリーとアプリの対応OSを確認したい。磁気式キーボード全体の比較はキーボードの選び方を参照。

公式情報:FMV Accessory ニュースリリース/FMV Keyboard X01M/FMV Mouse X01MB/FMV Keyboard X クラウドファンディング発表リリース

編集者:ナナ

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