Razer Kiyo V2 Proは無印V2から何が変わったか|51,980円と視野角86度・F1.9への変更を整理した

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Razer Kiyo V2 Proは無印V2から何が変わったか|51,980円と視野角86度・F1.9への変更を整理したのアイキャッチ画像
画像:Razer公式サイト(2026年9月25日)より

Razerが4K/60fps対応の新型Webカメラ「Kiyo V2 Pro」を発表した。米国では2026年9月24日に発売済みで、日本でも9月25日付で公式発表され、価格は税込51,980円。既存モデル「Kiyo V2」(27,480円)の上位に位置づけられ、センサーは新世代の「Sony STARVIS 2」に刷新されている。無印Kiyo V2から何が変わり、何が変わっていないのかを公式仕様で整理する。

基本スペック比較:Kiyo V2 ProとKiyo V2

項目Kiyo V2 ProKiyo V2(無印)
価格(税込)51,980円27,480円
解像度・フレームレート4K/60fps4K/30fps(1080p/60fps)
センサーSony STARVIS 2(800万画素)Sony STARVIS(800万画素)
絞り(F値)F1.9公式記載なし
視野角86度93度
AIオートフレーミングCamo Pro(無料ライフタイムライセンス付属)で対応本体機能として搭載
プライバシーシャッター内蔵公式記載なし
マウントユニバーサルピボットマウント公式記載なし
インターフェースUSB Type-C(ケーブル長2m)公式記載なし
サイズ84.3×81×132mm公式記載なし
重量380g公式記載なし
発売2026年9月24日(米国)/9月25日発表(日本、現在販売中)―

両モデルとも「Sony STARVIS」系センサーで800万画素という数値自体は変わっていない。変わったのはセンサー世代がSTARVIS 2に進み、絞りがF1.9と明記された点、そして4Kのまま60fpsに対応した点だ。Kiyo V2はカタログ上4K/30fpsか1080p/60fpsのどちらかで、解像度とフレームレートの両立まではできていなかった。

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変更点1:視野角は93度から86度に狭まった

Kiyo V2 Proでは視野角が86度に設定され、無印Kiyo V2の93度より狭くなった。Razerはこの画角を意図的に絞ることで魚眼的な歪みを抑え、画質を優先したと説明している。デスクに近い距離で使う配信・Web会議用途では、画角が狭いほど顔や上半身に寄った構図になりやすく、逆に複数人を画角に収めたい用途では不利に働く可能性がある。

変更点2:AIオートフレーミングはCamo Pro経由になった

Kiyo V2は本体機能としてAIオートフレーミング(自動でパン・チルト・ズームする機能)を搭載していたのに対し、Kiyo V2 Proでは同機能がRazer純正アプリ「Camo Pro」の無料ライフタイムライセンスを通じて提供される。ライセンス自体は買い切りで別途課金は発生しないが、機能を使うにはCamo Proアプリの導入が前提になる。OBSやZoomなど別のソフトと併用する構成では、常駐アプリが1つ増える点は環境構築の観点で覚えておきたい。

変更点3:プライバシーシャッターとユニバーサルピボットマウントを新規搭載

Kiyo V2 Proにはレンズを機械的に覆うプライバシーシャッターが内蔵された。ソフトウェア側のミュートとは別に、レンズそのものを物理的に隠せる構成は、PCにWebカメラを挿しっぱなしにする運用でのセキュリティ意識に応える変更といえる。あわせて、モニターへの取り付けと三脚設置の両方に対応する「ユニバーサルピボットマウント」も採用された。

エンジニア視点で見るとどう使えるか

インターフェースはUSB Type-C(ケーブル長2m)に統一されている。USB-Cハブやドッキングステーションを経由したデスク環境でも扱いやすく、複数モニター構成でもケーブルの取り回しに悩まされにくい。複数台のPCを切り替えるマルチデバイス環境では、三脚・モニター両対応のピボットマウントが可動性の面で効いてくる。

在宅勤務でのWeb会議利用を想定すると、プライバシーシャッターの内蔵は「会議が終わってPCを閉じ忘れた」ようなケースでのリスクを機械的に減らせる。ソフトウェア側のカメラ権限管理と合わせて、二重の対策として機能する構成だ。

気になる点

  • 記事執筆時点でAmazon.co.jpに商品ページが確認できず、購入はRazer公式サイト経由が基本になる
  • AIオートフレーミングの利用にCamo Proアプリの導入が前提となり、無印Kiyo V2のような単体完結ではなくなった
  • 視野角が93度から86度に狭まっており、広い画角を活かした撮影用途には無印Kiyo V2のほうが向く場面がある
  • 価格は27,480円から51,980円へと2倍近くに上がっている

まとめ

Kiyo V2 Proは、センサー世代の刷新(STARVIS→STARVIS 2)とF1.9絞りの明記、4K/60fps対応、プライバシーシャッターとユニバーサルピボットマウントの追加によって、無印Kiyo V2よりも撮影品質と物理的な拡張性を優先したモデルといえる。一方でAIオートフレーミングがCamo Pro経由に変わった点と視野角が狭まった点は、用途によっては無印Kiyo V2のほうが噛み合う場合もある。価格差24,500円をどう見るかは、4K/60fps撮影とプライバシーシャッターへのニーズ次第になりそうだ。

編集者:ナナ

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