バッファローの105型番が8月3日から値上げ|HDD・NAS・Wi-Fiルーターの改定率を整理した
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バッファローが2026年7月23日に商品価格改定を発表し、2026年8月3日から新価格へ移行した。対象は105型番、改定率は5.8%から42.5%と幅が広い。ストレージとネットワーク機器という、デスク環境を構成するうえで避けて通れないカテゴリがまとめて対象になっている。公式の価格改定表をカテゴリ別に整理する。
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対象は7カテゴリ・105型番
公式リリースが挙げている対象カテゴリと型番数は以下のとおり。改定率レンジは公表された価格表から算出した。
| カテゴリ | 型番数 | 改定率レンジ |
|---|---|---|
| 外付けHDD | 34 | 5.8%〜42.5% |
| ポータブルHDD | 36 | 11.0%〜29.8% |
| ポータブルDVDドライブ | 10 | 16.7%〜20.8% |
| スマートフォン用CDレコーダー | 5 | 9.3%〜38.9% |
| 内蔵HDD/交換用HDD | 4 | 8.2%〜20.8% |
| NAS | 10 | 21.9%〜33.5% |
| Wi-Fiルーター | 6 | 8.7%〜21.0%(レンジのみ公表) |
外付けHDDとポータブルHDDだけで70型番、全体の3分の2を占める。逆に、SSD・USBメモリ・メモリーカード・有線LAN機器・入力機器は今回の対象に含まれていない。ストレージのなかでもHDDに偏った改定である点が読み取れる。
Wi-Fiルーターの6型番はオープン価格商品として扱われており、型番ごとの金額ではなく「8.7%〜21.0%」というレンジだけが公表されている。対象はWXR18000BE10P、WSR6500BE6P(BK/WH)、WSR3600BE4P(BK/WH)、WCR-1166DHPLの6つ。
外付けHDD:容量が小さいモデルほど改定率が大きい
主力のHD-LEシリーズと、RAID対応のHD-QLシリーズを並べると傾向がはっきりする。
| 型番 | 容量 | 改定前 | 改定後 | 改定率 |
|---|---|---|---|---|
| HD-LE1U3-BB | 1TB | ¥19,030 | ¥24,640 | 29.5% |
| HD-LE2U3-BB | 2TB | ¥21,560 | ¥27,060 | 25.5% |
| HD-LE4U3-BB | 4TB | ¥25,190 | ¥31,900 | 26.6% |
| HD-LE6U3-BB | 6TB | ¥32,560 | ¥40,370 | 24.0% |
| HD-LE8U3-BB | 8TB | ¥44,110 | ¥51,920 | 17.7% |
| HD-QL4TU3/R5J | 4TB | ¥107,910 | ¥119,130 | 10.4% |
| HD-QL8TU3/R5J | 8TB | ¥146,960 | ¥158,180 | 7.6% |
| HD-QL12TU3/R5J | 12TB | ¥164,890 | ¥176,110 | 6.8% |
| HD-QL16TU3/R5J | 16TB | ¥193,270 | ¥204,490 | 5.8% |
いずれのシリーズでも、容量が小さいモデルほど改定率が高い。改定額そのものはHD-LEシリーズで5,500〜7,810円、HD-QLシリーズで一律11,220円と、絶対額のほうが揃っている。改定率の差は分母である元の価格の違いから生まれていると整理できる。
今回もっとも改定率が高いのは、テレビ録画向けの縦置きモデルHDV-SAM2.0U3-BKAで42.5%(¥26,400→¥37,620)。逆にもっとも低いのがHD-QL16TU3/R5Jの5.8%だった。
ポータブルHDDと光学ドライブ
ポータブルHDD36型番は11.0%〜29.8%に収まっている。据え置き型より上限が低い一方、下限は高く、分布としては狭い。
| 型番 | 容量 | 改定前 | 改定後 | 改定率 |
|---|---|---|---|---|
| HD-PCG2.0U3-GBA | 2TB | ¥22,550 | ¥29,260 | 29.8% |
| HD-PGF5.0U3-GBKA | 5TB | ¥41,360 | ¥51,370 | 24.2% |
| HD-PGF1.0U3-BKA | 1TB | ¥20,790 | ¥25,300 | 21.7% |
| HDS-PZN1.0U3EV3 | 1TB | ¥36,080 | ¥40,040 | 11.0% |
ポータブルDVDドライブは10型番すべてが16.7%〜20.8%で、上げ幅は1,100円前後に揃えられている。スマートフォン用CDレコーダーは5型番のうちRR-W1(WH/BK)だけが38.9%と突出しており、ほかの3型番は9.3%〜13.1%にとどまる。
NAS:LS710D/LS720Dは20%台後半が中心
NASは10型番すべてがLinkStationの現行2シリーズで、改定率は21.9%〜33.5%。カテゴリ単位で見ると今回もっとも一様に高い。
| 型番 | 構成 | 改定前 | 改定後 | 改定率 |
|---|---|---|---|---|
| LS710D0101 | 1ベイ 1TB | ¥37,950 | ¥48,950 | 29.0% |
| LS710D0401 | 1ベイ 4TB | ¥48,950 | ¥61,160 | 24.9% |
| LS710D0801 | 1ベイ 8TB | ¥73,480 | ¥89,540 | 21.9% |
| LS720D0202 | 2ベイ 2TB | ¥64,900 | ¥85,800 | 32.2% |
| LS720D0402 | 2ベイ 4TB | ¥73,480 | ¥98,120 | 33.5% |
| LS720D0802 | 2ベイ 8TB | ¥87,010 | ¥110,440 | 26.9% |
| LS720D1602 | 2ベイ 16TB | ¥135,080 | ¥176,880 | 30.9% |
1ベイのLS710Dは外付けHDDと同じく「容量が大きいほど改定率が低い」傾向に従っているが、2ベイのLS720Dは容量順に並べても改定率が単調に下がらない。4TBモデルの33.5%が全型番中の最大で、16TBモデルの30.9%がそれに次ぐ。NASを検討している場合、シリーズ内でどの容量が相対的に据え置かれたかは型番ごとに確認したほうが早い。
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NASそのものの選び分けについては、NASの選び方でベイ数とネットワーク速度の観点から整理している。
Wi-Fiルーターはレンジのみの公表
Wi-Fiルーター6型番はオープン価格商品として一括りにされており、改定前後の金額は示されていない。公表されているのは8.7%〜21.0%というレンジのみで、どの型番がどの位置にあるかは公式情報からは判断できない。
対象にはWi-Fi 7対応のWXR18000BE10P・WSR6500BE6P・WSR3600BE4Pに加え、Wi-Fi 5世代のWCR-1166DHPLも含まれている。世代を問わず横断的に改定された形になる。
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1TBあたり単価で見るとどう変わったか
HDDの価格は容量あたり単価に換算すると比較しやすい。改定前後で1TBあたりいくらになったかを並べる。
| 型番 | 容量 | 改定前の1TB単価 | 改定後の1TB単価 |
|---|---|---|---|
| HD-LE1U3-BB | 1TB | ¥19,030 | ¥24,640 |
| HD-LE2U3-BB | 2TB | ¥10,780 | ¥13,530 |
| HD-LE4U3-BB | 4TB | ¥6,298 | ¥7,975 |
| HD-LE8U3-BB | 8TB | ¥5,514 | ¥6,490 |
| HD-QL16TU3/R5J | 16TB | ¥12,079 | ¥12,781 |
改定前の時点でも1TBモデルと8TBモデルでは1TB単価に約3.4倍の開きがあり、改定後はこれが約3.8倍に広がった。容量単価だけで見れば、大容量モデルへ寄せるほど改定の影響は小さくなる。RAID5対応のHD-QLシリーズは冗長性を持つぶん単価が高く、8TB同士で比べると単発モデルの約3.3倍だったものが改定後は約3.0倍になり、差はわずかに縮んでいる。
エンジニア視点で見るとどう効くか
同容量を複数台そろえる構成ほど影響が積み上がる。 バックアップ用に外付けHDDを2台、オフサイト保管用にもう1台といった構成では、1台あたり5,000〜8,000円の改定額が台数分そのまま乗る。NAS本体とバックアップ先HDDを同時に更新する計画があれば、合計での差は数万円規模になる。
RAIDの再構築用に予備ドライブを確保する運用では、交換用HDDの改定も見ておきたい。 交換用HDDのHD-OPWL-4.0Tは8.2%(¥45,430→¥49,170)、HD-OPWL-3.0Tは12.0%(¥34,870→¥39,050)と、今回の改定のなかでは低い部類にとどまっている。
SSDが対象外である点は構成の判断材料になる。 今回の105型番にバッファロー製SSDは1つも含まれていない。容量単価ではHDDに分があるものの、その差は改定によって縮んだ形になる。用途が容量重視でないなら、SSDの選び方で整理した観点も併せて比較する余地がある。
気になる点
公式リリースは改定の理由を明示していない。記載されているのは実施日・対象カテゴリ・型番数・改定率と、「商品の安定供給に向けて努める」という一文のみで、背景に踏み込んだ説明はない。
もう一点、今回公表された金額はいずれも希望小売価格である。実売価格は販売店ごとに設定されるため、希望小売価格の改定がそのまま店頭価格の改定率と一致するとは限らない。Wi-Fiルーターに至っては元からオープン価格で、希望小売価格自体が存在しない。改定率のレンジだけが示されている状態のため、実際の変動は販売店の価格を追って確認する必要がある。
まとめ
- 実施日は2026年8月3日、対象は105型番、改定率は5.8%〜42.5%
- 対象は外付けHDD・ポータブルHDD・光学ドライブ・CDレコーダー・内蔵/交換用HDD・NAS・Wi-Fiルーターの7カテゴリ
- SSD・USBメモリ・メモリーカード・有線LAN機器は対象外
- 外付けHDDとNASの1ベイモデルは、容量が小さいほど改定率が高い傾向がある
- 最大は縦置きモデルHDV-SAM2.0U3-BKAの42.5%、最小はRAID5対応HD-QL16TU3/R5Jの5.8%
- 公表値は希望小売価格であり、Wi-Fiルーターはレンジのみの公表にとどまる
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編集者:ナナ
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