ロジクールG G316 X 75は98キー版から何が変わったか|16,280円・幅327mm・8,000Hzを公式仕様で整理した

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ロジクールG G316 X 75は98キー版から何が変わったか|16,280円・幅327mm・8,000Hzを公式仕様で整理したのアイキャッチ画像
画像:ロジクール ニュースリリース(2026年9月24日)より

ロジクールGは2026年9月24日、有線ゲーミングキーボード「G316 X 75」を発表し、10月15日に発売した。日本語配列の75%サイズで、ロジクール公式オンラインストアの価格は16,280円(税込)となっている。

G3シリーズでは、7月16日に98%サイズの「G316 X 98」(19,580円)が先に出ている。今回の75は、同じ設計思想のままテンキー側を削った小型版という位置付けである。幅はどれだけ縮み、何が共通で、何が変わるのか。公式発表の数値をもとに整理する。

基本スペック

項目G316 X 75
配列日本語配列(75%サイズ)
サイズ(幅×奥行×高さ)327 × 140 × 40mm
重量740g
スイッチホットスワップ対応メカニカル(リニア)
アクチュエーションポイント1.9mm
キーストローク3.5mm
押下圧40g
有線ポーリングレート最大8,000Hz
構造複数の静音層・制振層を持つガスケットマウント
表示・操作ドットマトリックスLEDディスプレイ、コントロールノブ
バックライトLIGHTSYNC RGB
接続有線(USB-A - USB-Cケーブル、180cm)
ソフトウェアLogicool G HUB(別途ダウンロード)
対応OSWindows 10以降、macOS 12以降
価格16,280円(税込、ロジクール公式オンラインストア)
発売日2026年10月15日
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スイッチはリニアで、押下圧40g、アクチュエーションポイント1.9mmという構成である。アナログ入力やラピッドトリガーを前提にした磁気式ではなく、一般的な接点式のメカニカルをホットスワップで載せた機種と読み取れる。入力の深さを細かく調整する用途ではなく、軽めのリニアを8,000Hzの有線で素直に使う用途に寄せた設計である。

G316 X 98との差

同じG316 Xの名を持つ2機種は、スイッチの数値やポーリングレートが共通で、変わるのは主にサイズ・重量・価格である。

項目G316 X 75G316 X 98
発売日2026年10月15日2026年7月16日
公式ストア価格(税込)16,280円19,580円
幅×奥行×高さ327 × 140 × 40mm384 × 140 × 40mm
重量740g880g
アクチュエーションポイント1.9mm1.9mm
キーストローク3.5mm3.5mm
押下圧40g40g
有線ポーリングレート最大8,000Hz最大8,000Hz
ガスケット構造ありあり
ケーブル180cm(USB-A - USB-C)180cm(USB-A - USB-C)
対応OSWindows 10以降、macOS 12以降Windows 10以降、macOS 12以降

差は幅で57mm、重量で140g、価格で3,300円である。奥行きと高さは同じ数値で、縮んでいるのは左右方向のみとなる。テンキーを外した分だけキーボード右端からマウスまでの距離が詰まるため、デスク幅が限られる環境や、マウスを大きく振る用途では75側の差が効いてくる。一方、テンキーを日常的に使う経理・データ入力の用途では98が残る。

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なお、公式発表でノブの搭載が明記されているのは75側で、98側のリリースにはノブの記載がない。98で同等の操作系が必要な場合は、仕様ページでの確認が必要である。

8,000Hzの有線ポーリングと接続条件

最大8,000Hzのポーリングレートは、入力の報告間隔が0.125msになる計算である。従来の1,000Hz(1ms)に対して8倍の頻度で状態を送る設計で、対応する環境では入力の遅延と揺らぎの縮小が見込める。

ただし、ここは環境構築の観点で条件が付く。

  • 接続は有線USBのみで、ケーブルはUSB-A - USB-C。PC側がUSB-Cのみのノートでは変換アダプタが前提になる
  • 高いポーリングレートの設定はLogicool G HUB経由で行うため、Windows 10以降またはmacOS 12以降にG HUBを入れる必要がある
  • ハブやドッキングステーション経由では、帯域や接続の条件が変わる場合がある。本体直結が基本となる

macOSにも対応する点は、複数OSを行き来する環境では利点になる。ただし、ソフトウェアが前提となる点はWindows・macOSで共通である。

型番4種と保証期間の違い

G316 X 75には、色と保証期間の組み合わせで4つの型番がある。

型番色品番保証
G316X-75-LNBKブラック920-0143092年
G316X-75-LNWHホワイト920-0143372年
G316X-75-LNBKdブラック920-0143101年
G316X-75-LNWHdホワイト920-0143381年

公式発表上の違いは保証期間のみで、末尾の「d」が何を指すかは本文に記載がない。Amazon.co.jpではdなしの型番とdありの型番が別々のページで販売されている。購入時は型番末尾と保証期間の表記を確認したい。

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交換用キーキャップ「G-KEYCAPS」

同時に発売された交換用キーキャップ「G-KEYCAPS」は4種類で、価格はいずれも4,950円(税込)である。

名称型番品番
MechaG-KC-MC943-001898
ForestG-KC-FR943-001878
CloudG-KC-CL943-001917
SpikeG-KC-SP943-001939

仕様は日本語配列、PBT素材、クロスハッチ型ステム対応で、キー引き抜き具が付属し、保証は1年である。対応機種にはG316 X 75とG316 X 98のほか、G413 SE、G713、G715、PRO X TKL LIGHTSPEED、G PRO X TKL RAPID、PRO X 60 LIGHTSPEED、PRO X テンキーレス、G512 Xが挙げられている。ダイヤル用キャップは各色に付属するが、ダイヤルのないキーボードには装着できない(G512 Xを除く)。

本体16,280円にキーキャップ4,950円を足すと21,230円となり、98%サイズの本体価格を上回る。外観の入れ替えを前提にするかどうかは、予算の段階で決めておく項目である。

他の75%・小型機との位置付け

同じロジクールGの小型キーボードとの違いは、スイッチ方式で整理できる。

機種方式特徴
G316 X 75接点式メカニカル(リニア)8,000Hz、ガスケット、ノブ付き、16,280円
G512 X(75%)TMR磁気+メカニカル混載アナログ入力、1,000g級。海外価格$179.99
PRO X2 RAPIDラピッドトリガー対応のテンキーレス8,000Hz。10月15日発売

磁気式やラピッドトリガーはFPSなど入力の細かな制御を重視する用途に向き、G316 X 75はそこまで求めない層に向けた価格帯と読み取れる。磁気式の仕組みはロジクール G512 Xの記事、シリーズ全体の刷新はロジクールG PROシリーズ6製品の記事で整理している。方式ごとの選び分けはキーボードの選び方、磁気式に絞った比較は磁気式キーボードの選び方にまとめている。

気になる点

  • 無線に対応せず、有線のみとなる。ケーブルを抜き差しして持ち運ぶ用途には向かない
  • ソフトウェア(Logicool G HUB)が前提で、ポーリングレートなどの設定はアプリ経由になる
  • 公式発表のスイッチはリニアのみで、タクタイル軸の選択肢は国内の発表には記載がない
  • 型番末尾の「d」の意味が公式発表に書かれておらず、保証期間の違いも含めて購入時の確認が必要
  • 本文の価格はロジクール公式オンラインストアのもので、販売店により実売価格が異なる場合がある

まとめ

G316 X 75は、G316 X 98からテンキーを外し、幅を384mmから327mmへ、重量を880gから740gへ絞った有線ゲーミングキーボードである。ガスケット構造・リニアスイッチ・最大8,000Hzという中身は共通で、価格は3,300円下がる。

向いているのは、デスク幅を詰めたい、マウスの可動域を確保したい、テンキーをほとんど使わないという条件が揃う環境である。アナログ入力やラピッドトリガーを求める場合は、磁気式の機種を比較対象に入れる必要がある。

編集者:ナナ

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