HHKB 30周年コラボ第1弾は木製キートップが本命か|松葉製作所の職人仕上げ39,600円を整理した
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PFUは2026年7月16日、HHKB(Happy Hacking Keyboard)の生誕30周年を記念したパートナー企業とのコラボレーション企画を発表した。全3弾で展開する企画の第1弾として、手描きイラスト入りタイピングベッド、記念Tシャツ、そして松葉製作所製の「木製キートップ for HHKB Professional」の3商品がラインナップされている。
HHKBは2026年12月20日に生誕30周年を迎える。今年に入ってからキーマップ変更ツールVer.2.0.0の大型アップデートや30周年記念モデルの投入など、節目の年らしい動きが続いており、今回のコラボ企画もその流れに位置付けられる。
なお、コラボ商品はPFUダイレクト本店のみの販売でAmazonには並ばない。キートップを載せる本体をこれから揃える場合、Amazon経由での購入を想定するならHHKB Professional HYBRID Type-Sが対象になる。
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第1弾ラインナップの全体像
| 商品 | 価格(税込) | 数量 | 発売日 |
|---|---|---|---|
| たかしまてつをイラスト入り 30周年記念デザインタイピングベッド | 13,330円 | 2種×各10本限定 | 2026年7月16日 |
| HHKB30周年記念 Tシャツ | 4,730円 | 先着100枚(6デザイン×2色) | 2026年7月16日 |
| 松葉製作所製 木製キートップ for HHKB Professional | 39,600円 | 先着80個 | 2026年8月下旬 |
3商品とも購入者特典として30周年記念ステッカーが付属する(2027年12月20日まで、または配布予定枚数に達し次第終了)。
タイピングベッドは、毎年即完売する干支イラスト入りモデルの制作者「たかしまてつを」氏による描き下ろしで、すべて絵の具の手描きのため1本ごとに柄が異なる。「キーをたたく手」をモチーフにしたキャラクター柄と「楽しいキーボード」柄の2種で、対応はHHKB Professionalシリーズ専用。1度の注文で1台までの制限がある。
Tシャツは全6デザイン×ブラック・ホワイト2色の計12種類(S〜XL)。注文を受けてから1点ずつ作るオンデマンド生産で、売れ残りや廃棄を出さない仕組みと説明されている。
本命の木製キートップ|HHKB Studio対応版からの待望のProfessional展開
第1弾の中心は、木型製作で培った精密加工技術を持つ松葉製作所による「木製キートップ for HHKB Professional」である。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 39,600円(税込) |
| 数量 | 先着80個限定 |
| 発売 | 2026年8月下旬 |
| 樹種 | 黒檀、ブラックチェリー、ウォールナット、オーク、メープルの5種 |
| 対応配列 | 英語配列・日本語配列それぞれ用意 |
| 仕上げ | 切り離しから研磨まで職人の手作業 |
木製キートップ自体はHHKB Studio対応モデルが先行して発売されており、Professionalシリーズ対応を望む声を受けて30周年の節目に実現した経緯が公式発表で説明されている。あえて完璧に磨き上げず、木の風合いを残す仕上げが特徴とされる。
公式画像では、周縁部の一部キーとスペースキーを木製に交換した構成が示されており、樹種ごとに木目や色味が1つずつ異なる。静電容量無接点方式のキーボードに天然木の質感を組み合わせる構成は、量産キーキャップの交換文化とは別軸の「一点物」路線と整理できる。
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入手性と今後の展開
販売はPFUダイレクト本店のみで、家電量販店やAmazonでの取り扱いはない。第1弾のタイピングベッドとTシャツは7月16日から販売中、木製キートップは8月下旬の発売開始を待つ形になる。
第2弾・第3弾のパートナーとして、abrasus、BIRD ELECTRON、FRNGE、KOKUYO、ZOZOTOWNの5社が予告されている。文具のKOKUYOやファッションECのZOZOTOWNなど、従来の周辺機器メーカーの枠を超えた顔ぶれで、詳細は今後順次発表される。
エンジニア視点で見るとどう捉えるか
コストの整理:39,600円はキートップのみの価格で、キーボード本体は含まれない。先行して発売されたHHKB Studio対応の木製キートップセット(黒檀)がキートップのみで59,400円だった前例を踏まえると、単体アクセサリとしての価格帯は一貫している。それでもこの金額は、HHKB Professional HYBRID Type-S本体(36,850円)を上回る。キーボード本体+キートップで約7.6万円の構成になるため、「性能への投資」ではなく「所有体験への投資」と割り切れるかが判断の分かれ目になる。手作業仕上げの一点物・先着80個という希少性を踏まえると、工芸品に近い価格設定と読み取れる。
長期運用の観点:天然木は使い込むほど色味が深まり風合いが変わる素材で、樹脂キーキャップの経年劣化(テカリ)とは逆方向の変化になる。数年単位で同じキーボードを使い続けるHHKBユーザーの運用スタイルとは相性が良い。一方で木材は湿度変化の影響を受けるため、設置環境によるコンディション管理は樹脂より気を使う。
購入タイミングの観点:8月下旬発売・先着80個・オンライン限定という条件から、発売開始直後の判断が求められる。実物を確認してからの検討は難しく、HHKB Studio対応版のレビューや樹種サンプルの情報を事前に集めておくのが現実的な準備になる。
気になる点
価格のハードルが高い。キートップ単体で本体価格超えという構成は、HHKBユーザーの中でも刺さる層を選ぶ。5樹種×2配列で10バリエーションに対して総数80個という配分なので、狙った樹種と配列の組み合わせが確保できるかは運の要素もある。
手作業ゆえの個体差がある。公式も商品ごとの個体差を明記しており、木目・色味は届くまで分からない。これを「一点物の魅力」と取るか「ばらつき」と取るかで評価が分かれる。
8月下旬という発売時期の幅も注意点である。具体的な発売日と開始時刻は現時点で未発表のため、確実に入手したい場合は公式SNSや30周年記念サイトの続報を追う必要がある。
まとめ
HHKB 30周年コラボ第1弾は、即完売常連のタイピングベッド、気軽な記念Tシャツ、そして本命の木製キートップという3段構成である。特に木製キートップは、HHKB Studio版からProfessional版への展開を待っていた層には節目の一品になる。39,600円・先着80個という条件は明確にコレクター向けだが、道具に長く向き合う文化を持つHHKBらしい企画と整理できる。8月下旬の発売開始に向けて、樹種の選定と購入準備を進めておきたいところである。
編集者:ナナ
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