PlayStation純正27型モニターは8月27日発売|QHD 240Hz・DualSense充電フックの中身を整理した
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ソニー・インタラクティブエンタテインメントが設計するゲーミングモニター「27インチゲーミングモニター DualSense充電フック付き」(CFI-ZDM1J)が、2026年8月27日から順次発売される。2025年11月の発表時点では「2026年に日本と米国で発売」とだけ告知されていた製品で、2026年6月2日の公式アナウンスで発売日と価格が確定した。
希望小売価格は49,980円(税込)、数量限定での販売とされている。PlayStation取扱店での予約受付は6月5日から始まっている。
特徴として真っ先に挙がるのはスタンド支柱に備わる充電フックだが、スペックを追うと「PS5専用アクセサリー」というより「PS5とPCの両方を挿す前提で設計された27型QHDモニター」という性格が見えてくる。
【純正品】27"ゲーミングモニター DualSense 充電フック付き(CFI-ZDM1J)
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基本スペック
公式情報で公開されている仕様は以下のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | CFI-ZDM1J |
| パネル | 27インチ QHD(2560×1440)IPS |
| リフレッシュレート | PS5/PS5 Proで最大120Hz、対応するPC・Macで最大240Hz |
| VRR | 対応(PC・Mac側はVRR対応機の場合) |
| HDR | 対応。PS5/PS5 ProではAuto HDR Tone Mappingをサポート |
| 映像入力 | HDMI IN(Ver.2.1)×2、DisplayPort IN(Ver.1.4)×1 |
| USB | Type-A×2、Type-C×1 |
| 音声 | ステレオスピーカー内蔵、3.5mmオーディオ出力 |
| 設置 | 一部のVESA規格に対応、モニターアーム取り付け可 |
| 付属 | HDMI/DisplayPortケーブルは同梱されない |
| 希望小売価格 | 49,980円(税込)/数量限定 |
| 発売日 | 2026年8月27日から順次 |
HDMI IN(Ver.2.1)は最大2560×1440・240Hz、FRLおよびVRRに対応する。DisplayPort IN(Ver.1.4)は最大2560×1440・240Hz、DSCに対応する。つまり240Hzは特定の端子に限定された仕様ではなく、HDMI・DisplayPortのどちらからでも到達できる。
「PS5で120Hz、PCとMacで240Hz」の非対称をどう読むか
数字だけ見るとPS5側が制限されているように読めるが、これはモニターの制約ではなくPS5の出力仕様に由来する。PS5/PS5 Proの映像出力は最大120Hzで、240Hz出力そのものが存在しない。240Hzという上限は、同じ1台をPCやMacに繋いだときに空くヘッドルームとして用意されていると整理できる。
したがってこのモニターの想定は「PS5だけを繋ぐ人」ではない。HDMI 2.1が2系統ある点も含めて、PS5とPC(またはMac)を常時2台挿しておき、入力切替で行き来する使い方が素直な構成になる。
Mac側で240Hzが明示されているゲーミングモニターは多くない。Apple Silicon搭載機をデスクの主機にしつつ、同じ画面でPS5も遊びたいという構成では、この対応表記は判断材料になる。

充電フックは何を置き換えるか
DualSenseワイヤレスコントローラーおよびDualSense Edgeワイヤレスコントローラー(いずれも別売)を掛けて充電できるフックが、スタンド支柱に組み込まれている。
デスクにPS5を持ち込んだときに増えるのは、コントローラー充電スタンドとその電源、そして置き場所である。フックはこの3つをモニター1台に吸収する部品であり、卓上の占有面積を増やさずに定位置を作れる点が効いてくる。逆にモニターアーム運用に切り替えると、この支柱ごと外れることになる。VESA対応はあくまで「一部のVESA規格に対応」という表記であり、アーム化と充電フックは両立しない構成になる。
同価格帯の27型モニターとの棲み分け
| 観点 | CFI-ZDM1J | 27型4K(作業向け) | 27型QD-OLED(映像重視) |
|---|---|---|---|
| 解像度 | QHD 2560×1440 | 4K 3840×2160 | QHD〜4K |
| 画素密度(27型) | 約109ppi | 約163ppi | 構成による |
| 最大リフレッシュレート | 240Hz(PC・Mac) | 60〜160Hz級が主流 | 165〜240Hz級 |
| USB-C映像入力・給電 | 公式情報に記載なし | 搭載機が多い | 搭載機あり |
| PS5との相性 | 120Hz・Auto HDR Tone Mapping対応 | 機種による | 機種による |
文字作業を主戦場にするなら27型は4Kのほうが画素密度で有利になる。解像度とサイズの組み合わせで見え方がどう変わるかはデスクモニターの選び方で整理している。一方、eスポーツ用途で高リフレッシュレートを詰めるならINZONE M10S IIのような専用機が上位に来る。
CFI-ZDM1Jはそのどちらの頂点でもなく、「PS5をデスクに常設したい人が、PC用モニターとしても妥協せずに使える1台」という中間の位置に置かれている。5万円弱という価格も、27型QHD 240Hzクラスとしては突出して安くも高くもない水準に収まる。
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エンジニア視点で見るデスクへの組み込み方
判断が分かれるのはUSB-Cの扱いである。本機はUSB Type-C端子を1つ備えるが、公式が案内する映像入力はHDMI 2.1とDisplayPort 1.4のみで、USB-Cによる映像入力やノートPCへの給電については記載がない。USB端子はPlayStation Link USBアダプターなどの接続用途として説明されている。
これは、ノートPCとモニターをUSB-Cケーブル1本で繋いで映像・給電・周辺機器をまとめる運用は想定に入っていない、と読める。ケーブル1本化を狙うなら、モニター側ではなくドックやハブ側で組む必要がある。この考え方の整理はドッキングステーションの選び方にまとめている。
配線本数で見ると、PS5用にHDMI 1本、PC用にHDMI(またはDisplayPort)1本、モニターの電源1本、そしてノートPCの充電が別途1本という構成になる。デスクの見た目を整えたい場合、この4本目をどう処理するかが設計上のポイントになる。
もう1点、HDMI/DisplayPortケーブルが同梱されない点は先に把握しておきたい。QHD 240Hzを通すにはHDMI 2.1相当、またはDSC対応のDisplayPort 1.4ケーブルが必要になるため、手元の余りケーブルで済ませると上限に届かないことがある。
気になる点
数量限定という販売形態が明示されている。予約は6月5日から始まっており、発売日以降に確実に入手できるかは読みづらい。
解像度がQHDに留まる点は、用途によっては明確な弱点になる。27型でのQHDは約109ppiで、同サイズの4K(約163ppi)と並べるとテキストの精細感で差が出る。コードエディタやターミナルを長時間見る用途を主にするなら、4Kモニターを選んだうえでPS5は120Hz対応の入力に繋ぐという組み方のほうが噛み合う。
VESA対応の表記が「一部のVESA規格に対応」に留まっている点も、アーム運用前提の人は発売後の詳細スペック公開を待つ判断になる。加えて、アーム化すれば充電フックは使えなくなるため、この製品を選ぶ理由の一つが消える。
まとめ
CFI-ZDM1Jは、PS5をリビングのテレビからデスクへ移す人に向けた製品として設計されている。充電フックとAuto HDR Tone Mapping対応がPS5側の価値で、HDMI 2.1×2と240Hz対応がPC・Mac側の価値になる。
判断軸は明確で、デスクをPS5とPCの兼用にするなら候補に入り、文字作業の精細感を優先するなら27型4Kが先に来る。PS5本体の価格改定についてはPS5の値上げと買い時で整理している。
発売は8月27日から順次。数量限定という条件がある以上、購入を検討するなら予約状況の確認が先になる。
編集者:ナナ
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