SanDiskのポータブルSSDが3機種刷新|Extreme PRO 4,000MB/s・Extreme 2,000MB/s・標準1,000MB/sを公式仕様で整理した

#SanDisk #SSD #ポータブルSSD #USB4 #ストレージ

当記事はアフィリエイト広告を利用しています。詳細

SanDiskのポータブルSSDが3機種刷新|Extreme PRO 4,000MB/s・Extreme 2,000MB/s・標準1,000MB/sを公式仕様で整理したのアイキャッチ画像
画像:SanDisk 公式サイト(Extreme PRO Portable SSD V3)(2026年10月11日)より

SanDiskが、ポータブルSSDの3ラインを刷新した。上位の「SANDISK Extreme PRO Portable SSD」は読出し最大4,000MB/s、中位の「SANDISK Extreme Portable SSD」は最大2,000MB/s、下位の「SANDISK Portable SSD」は最大1,000MB/sで、いずれもV3世代にあたる。発売日はExtreme PROとExtremeが2026年10月9日、標準モデルが10月23日とされている。

ポータブルSSDは、数字が大きいほど速いという単純な比較になりやすい。ただし外付けSSDの最大速度は、接続する側のUSBポートが通せる帯域で上限が決まる。3機種の違いは、速度の数字そのものよりも、手持ちのPCのポートで何MB/sまで出るかという条件で整理するほうが判断しやすい。

3機種の基本スペック

公式サイトとSanDiskのリリースに記載されている値を並べると、次のとおりである。

項目Extreme PRO (V3)Extreme (V3)Portable SSD (V3)
型番(例)SDSSDE83-2T00-G25SDSSDE70-1T00-G25SDSSDE31-1T00-G25
容量2TB/4TB(8TBは予定として記載)500GB/1TB/2TB/4TB500GB/1TB/2TB
読出し(最大)4,000MB/s2,000MB/s1,000MB/s
書込み(最大)3,800MB/s(平均持続3,100MB/s)1,700MB/s公式ページに記載なし
落下耐性3m3m2m
防水・防塵IP65IP65公式ページに記載なし
暗号化256ビットAES+パスワード保護256ビットAES+パスワード保護公式ページに記載なし
保証5年限定5年限定3年限定
発売日2026年10月9日2026年10月9日2026年10月23日

価格はいずれもオープン価格で、公式ページに金額の記載はない。速度はSanDiskの社内テストに基づく最大値で、ホスト機器や使用条件によって下がる場合があると注記されている。Extremeのうち500GB Monterey Blueのみ書込み最大1,600MB/s、4TBはブラックのみの設定である。

Amazon

【Amazon.co.jp限定】SANDISK サンディスク エクストリーム ポータブル SSD 1TB SDSSDE70-1T00-G25 | Type C USB 3.2 Gen 2x2 外付けSSD 読み出し最大2000MB秒 IP65 防水防塵 3m落下保護 Windows 10以降 mac OS13以降 メーカー保証5年

¥50,111

Amazonで見る →
【Amazon.co.jp限定】SANDISK サンディスク エクストリーム ポータブル SSD 1TB SDSSDE70-1T00-G25 | Type C USB 3.2 Gen 2x2 外付けSSD 読み出し最大2000MB秒 IP65 防水防塵 3m落下保護 Windows 10以降 mac OS13以降 メーカー保証5年

USB規格は公式ページに明記されていない

3機種の公式ページを確認した範囲では、USBの世代を明示しているのは標準モデル(USB 3.2 Gen 2、コネクタはUSB-C)だけである。ExtremeとExtreme PROはUSB-Cとの記載にとどまり、Gbpsの表記は見当たらなかった。そこで、速度の数字から必要な帯域を逆算すると次のようになる。

モデル読出し最大ビット換算必要なリンクの目安
Portable SSD (V3)1,000MB/s8Gbps10Gbps(USB 3.2 Gen 2)で足りる
Extreme (V3)2,000MB/s16Gbps10Gbpsでは不足。20Gbps級が前提
Extreme PRO (V3)4,000MB/s32Gbps20Gbpsでも不足。40Gbps級(USB4/Thunderbolt)が前提

バイトを8ビットで換算した、プロトコルのオーバーヘッドを含まない値である。実際の上限はこれより低くなるため、表は「最低でもこの帯域が要る」という下限の目安として読む。逆算にすぎないので、購入前にはパッケージや仕様表でUSB規格を確認する必要がある。

手持ちのポートで何が変わるか

ポータブルSSDの速度は、SSDと接続先のうち遅いほうに揃う。10Gbpsのポートにつないだ場合、Extreme PROもExtremeも標準モデルと同じ約1,000MB/s前後が上限になり、上位モデルの差額が速度に反映されない。逆に、40GbpsのUSB4ポートを持つPCでは、Extreme PROだけが4,000MB/s近くまで届く余地を持つ。

接続先のポート通せる帯域の目安活かしやすいモデル
USB 3.2 Gen 2(10Gbps)約1,250MB/sPortable SSD (V3)
USB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)約2,500MB/sExtreme (V3)
USB4/Thunderbolt(40Gbps)約5,000MB/sExtreme PRO (V3)

接続側の条件はケーブルにも及ぶ。10Gbps止まりのケーブルを使えば、ポートが40Gbps対応でも帯域は10Gbpsに落ちる。ケーブルの規格差はUSB-Cケーブルの選び方に、Thunderbolt 5世代の整理はThunderbolt 5ケーブルの比較にまとめている。内蔵M.2 SSDをケース経由で外付けにする構成との違いは、M.2 SSDケースの選び方が参考になる。

容量と耐久性の見方

3機種とも1TBを1,000,000,000,000バイトで計算した容量表記で、使用可能な容量はこれより少なくなると注記されている。Extreme PROの平均持続書込み3,100MB/sは、最大値の3,800MB/sより2割ほど低い。大容量の動画素材や仮想マシンのイメージを連続で書き込む用途では、最大値ではなく持続値を基準に所要時間を見積もる必要がある。

耐久面では、ExtremeとExtreme PROがIP65の防水・防塵と3mの落下耐性を備える。標準モデルは2mの落下耐性で、IP規格の記載は公式ページにない。持ち運びが多い用途では、この差が価格差の主な根拠になる。

3機種の選び分け

用途向くモデル理由
書類・写真のバックアップが中心Portable SSD (V3)1,000MB/sまでで足り、保証は3年。価格を抑えやすい
動画素材の持ち運び、20Gbpsポートを持つPCExtreme (V3)2,000MB/sと3m落下・IP65を両立する
40Gbps対応PCで大容量を頻繁にコピーするExtreme PRO (V3)読出し4,000MB/s、平均持続書込み3,100MB/s

迷った場合は、価格より先に手持ちPCのポートの世代を確認するのが近道になる。10Gbpsポートしかないなら標準モデルかExtremeで十分で、Extreme PROは将来PCを買い替える前提でない限り帯域を持て余す。用途別にSSD全体の位置づけを見たい場合はSSDの選び方を参照すると整理しやすい。

気になる点

公式ページでは、USB規格・本体サイズ・重量といったポータブル用途で重要な項目が、3機種のすべてでは明記されていない。Extremeの公式サイズは約85×51×10mm、重量は46.9gと記載されているが、Extreme PROと標準モデルの重量は確認できなかった。価格も未公表のため、旧世代モデルとの価格差を比較する材料は現時点で乏しい。

もう1点、SanDiskの同一ブランドでもNAS向けは別系統である。常時稼働を前提にした内蔵SSDはSanDiskのNAS専用SSDの整理で扱っており、ポータブルSSDとは耐久設計の考え方が異なる。

まとめ

SanDiskのV3世代ポータブルSSDは、読出し4,000MB/s・2,000MB/s・1,000MB/sの3段構成になった。上位2機種の速度は10Gbpsポートでは出し切れず、Extremeは20Gbps級、Extreme PROは40Gbps級のポートが前提になると、速度からの逆算で読み取れる。購入前に確認する順序は、PC側のUSBポートの世代、ケーブルの規格、用途に応じた持続書込み速度の3点である。

編集者:ナナ

※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンク先での購入により、当サイトが報酬を受け取る場合があります。