SDカードリーダーの選び方|UHS-I直挿し・UHS-Iケーブル付き・UHS-II・4スロットの4タイプをエレコム・バッファロー・サンワ公式仕様で整理した

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SDカードリーダーの選び方|UHS-I直挿し・UHS-Iケーブル付き・UHS-II・4スロットの4タイプをエレコム・バッファロー・サンワ公式仕様で整理したのアイキャッチ画像

SDカードリーダーの商品ページには「USB 5Gbps」「UHS-II対応」「2-in-1」と速そうな表記が並ぶ。ところが、**USBの5Gbpsは入口の太さにすぎず、実際の上限を決めるのは読み取り側の規格(UHS-IかUHS-IIか)**である。同じ2スロットでも、UHS-I機は最大104MB/s、UHS-II機は最大312MB/s(いずれも理論値)と約3倍の開きがある。

ここでは、UHS-I直挿し・UHS-Iケーブル付き・UHS-II・4スロットマルチの4タイプに分けて、エレコム・バッファロー・サンワサプライの公式情報から選び分けを整理する。カード側の選び方はmicroSDカードの選び方、microSD Expressに対応した読み取り機はLexar RW540の整理記事で扱っている。

SDカードリーダーで差が出る5つの軸

軸何が違うか影響する場面
読み取り規格UHS-I(最大104MB/s)かUHS-II(最大312MB/s)4K動画や大量のRAW写真の取り込み時間
スロット構成SDのみ、SD+microSD、CFを含む4スロット複数のカードを同時に差せるか、カード間コピーができるか
接続端子USB-C直挿し、USB-A直挿し、ケーブル付き、両対応ノートPCや周辺機器のポートに合うか
形状直挿し型か、ケーブル付きかポートの隣接機器との干渉、持ち運びのしやすさ
付加機能USB PD充電ポートの有無ポートが1つしかないノートPCで給電しながら使えるか

カードの速度表示が高くても、リーダー側がUHS-Iまでの場合は、UHS-IIカードを差してもUHS-I相当の速度に収まる。エレコムの公式ページにもこの旨の記載がある。カードとリーダーの規格をそろえることが、速度を出す前提になる。

4タイプの比較表

タイプ代表機種読み取り規格・速度(理論値)スロット接続価格
①UHS-I直挿しエレコム MR3C-D20BK/MR3-D20BKUHS-I・最大104MB/sSD+microSDUSB-C/USB-A(直挿し)1,880円/1,680円(店頭実勢)
②UHS-Iケーブル付きエレコム MR3C-C20SV/MR3C-C20PBKUHS-I・最大104MB/sSD+microSDUSB-Cケーブル付き2,280円/2,980円(店頭実勢)
③UHS-IIエレコム MR3C-C21SV/バッファロー BSCR515U3CSV/サンワ ADR-5TCMSD3BKUHS-II・最大312MB/sSD+microSDUSB-C(サンワはUSB-A兼用)3,180円(エレコム店頭実勢)ほか
④4スロットマルチバッファロー BSCR708U3BKUHS-II・読込最大200MB/s4スロット(SD・microSD・CFほか)USB-A(ケーブル約50cm)価格欄の表示なし

エレコムの価格は2025年の公式ニュースリリースにある店頭実勢価格で、実売価格は変動する。バッファロー機は公式ページの価格欄が空欄(特定販売店向け)で、サンワサプライ機は公式ページに価格の記載がない。

①UHS-I直挿し|エレコム MR3C-D20BK/MR3-D20BK

ポートに直接差して、持ち歩きの荷物を増やしたくない場合のタイプである。

MR3C-D20BKはUSB Type-Cプラグ、MR3-D20BKはUSB-Aプラグ(ストラップ付き)の直挿しモデルで、どちらもSDとmicroSDの2スロットを備え、2枚の同時使用ができる。USB 5Gbps(USB 3.2 Gen1)に対応し、UHS-I時は最大104MB/s。サイズはMR3C-D20BKが約17×49×9mm、MR3-D20BKが約20×53×9mmで、重量は約8gと約9g。2025年7月22日の発表で、店頭実勢価格はMR3C-D20BKが1,880円、MR3-D20BKが1,680円である。

UHS-IIのカードも差せるが、速度はUHS-I相当にとどまる。価格を抑えて、スマホのバックアップやUHS-Iカードの取り込みに使う用途で収まるタイプといえる。

②UHS-Iケーブル付き|エレコム MR3C-C20SV/MR3C-C20PBK

ポートの隣に別の機器があって直挿しが干渉する場合や、給電しながら使いたい場合のタイプである。

MR3C-C20SVは、SDとmicroSDの2スロットで、USB Type-Cのケーブル(約15cm)が付く。UHS-I・最大104MB/sで、サイズは約43×43×15mm、店頭実勢価格は2,280円。

MR3C-C20PBKは、同じ2スロットに加えて、USB Power Deliveryに対応した充電専用のUSB Type-Cポートを1つ備える。最大入力は100Wで、本体で2Wを消費するため実際の出力は最大98Wになる。接続する機器側もUSB PDに対応している必要がある。ケーブルは約12cm、サイズは約52×27×11mmで、店頭実勢価格は2,980円。

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エレコム カードリーダー USB Type-Cコネクタ USB 5Gbps SD+microSD用 Power Delivery対応 最大入力100W ケーブル長12cm ブラック MR3C-C20PBK

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USB-Cポートが1〜2個しかないノートPCでは、リーダーを差すとACアダプタをつなぐポートが埋まる。ポート数の少ない環境では、読み取りと給電を1本で受けられる②のPD対応機が選択肢になる。ポート拡張そのものを主目的とする場合はドッキングステーション・USBハブの選び方が判断材料になる。

③UHS-II|エレコム MR3C-C21SV・バッファロー BSCR515U3CSV・サンワ ADR-5TCMSD3BK

4K動画や大量のRAW写真を、UHS-IIカードの速度で取り込みたい場合のタイプである。

エレコム MR3C-C21SVは、SDとmicroSDの両スロットがUHS-IIに対応し、最大312MB/s(理論値)。USB Type-Cのケーブル(約15cm)が付き、サイズは約43×43×15mm。2025年10月28日のニュースリリースでの店頭実勢価格は3,180円だが、エレコムの製品ページには税込4,895円の表示もあり、時期や販売先で価格が分かれている。

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バッファロー BSCR515U3CSVは、SD/microSDの2スロットがUHS-II対応で、2枚の同時使用とメディア間コピーに対応する。USB 3.2(Gen 1)のType-C接続で、最大312MB/s(理論値)、サイズは約40×11×55mm、重量は約34g、ケーブル長は約12cm。2024年11月の発売で、同時期に発表されたバッファローのType-C対応カードリーダーは、iPhoneやiPadなどUSB Type-C対応機器にも使えると案内されている(発表の対象型番はBSCR510U3CSV)。公式ページの価格欄は空欄で、特定販売店向けの扱いである。

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バッファロー SDカードリーダー USB Type-C 2-in-1 UHS-II対応 USB3.2Gen1 SD SDHC BSCR515U3CSV

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サンワサプライ ADR-5TCMSD3BKは、UHS-II対応で、SDとmicroSDの2スロットを同時に認識し、USB Type-CとUSB-Aの両方で使えるキャップ式のリーダーである。公式ページにはUSB規格・転送速度・サイズ・価格の記載がなかったため、本記事ではこれらの比較を行っていない。

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サンワサプライ UHS-II対応 USB Type-C & USB-A カードリーダー ADR-5TCMSD3BK

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③を選ぶ前提は、カード側もUHS-IIであることになる。UHS-Iカードを差した場合は、読み取り側がUHS-IIでも速度はカードの規格に従う。カードの速度表記と規格の見分け方はmicroSDカードの選び方で整理している。

④4スロットマルチ|バッファロー BSCR708U3BK

SD・microSDに加えて、コンパクトフラッシュ(CF)など複数種類のカードを1台で読みたい場合のタイプである。

BSCR708U3BKは、4つのスロットを備えたUSB 3.0接続のマルチカードリーダーで、SD/SDHC/SDXC、microSD系、コンパクトフラッシュ(Type IIとマイクロドライブは非対応)、メモリースティック PRO Duoなどに対応する。4スロットを同時に認識し、メディア間コピーも行える。接続はUSB Type-A(ケーブル約50cm)で、UHS-IIの読み込みは特定のテスト環境で最大200MB/s。本体は約85×16×50mm、重量は約42g。発売は2018年11月で、公式ページの価格欄は空欄(特定販売店向け)である。

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バッファロー UHS-II対応 USB3.0 マルチカードリーダー ブラック BSCR708U3BK

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古いカメラのCFカードやメモリースティックの資産を読み出す用途が中心で、新しいUSB-Cのみのノートでは、Type-A変換の手段が別途必要になる。USB-A接続の周辺機器を使い回す場合の変換は、ドッキングステーション・USBハブの選び方の対象になる。

選び分けの手順

判断は次の順で絞り込める。

  1. カードの規格を確認する:使うカードがUHS-Iなら①②、UHS-IIなら③。UHS-IIカードにUHS-I機を組み合わせると、速度がUHS-I相当にとどまる
  2. カードの種類を確認する:CFやメモリースティックを読む必要があるなら④。SDとmicroSDだけなら①〜③
  3. PC側のポートを確認する:USB-Cなら①②③、USB-Aのみなら①のMR3-D20BKか④、両方で使うならサンワ ADR-5TCMSD3BK
  4. ポート数を数える:USB-Cが1〜2個で給電も必要なら、PD対応の②(MR3C-C20PBK)
  5. 持ち運びか据え置きかを決める:持ち歩くなら重量約8gの①、デスクに常設するなら形状の自由度が高い②③

気になる点

  • 速度は理論値。エレコム・バッファローとも、312MB/sやUSB 5Gbpsは規格上の最大値で、実際の速度はカードや接続機器の条件に依存する
  • 価格の基準が揃っていない。エレコムは店頭実勢価格、バッファロー・サンワサプライは公式ページに価格の表示がない。MR3C-C21SVのように、エレコムの製品ページと発表時の価格が異なる機種もある
  • Amazonでは「E」付きの型番が並ぶ。エレコム機は、公式の型番とAmazonの掲載型番の末尾が異なる場合がある。購入時は型番とスペックの一致を確認する
  • エレコムの旧UHS-II直挿し機などは販売終了品が混在する。本記事では現行ページで確認できたものを中心に扱った
  • 本記事は3社の公式情報にもとづく整理で、他社のリーダーとの比較は含めていない

まとめ

SDカードリーダーは、「カードの規格」「カードの種類」「PC側のポート」の順に条件を決めると候補が絞れる。

  • UHS-Iカードを安く取り込みたい、持ち運びたい → タイプ①:エレコム MR3C-D20BK/MR3-D20BK
  • 直挿しが干渉する、給電しながら使いたい → タイプ②:エレコム MR3C-C20SV/MR3C-C20PBK
  • UHS-IIカードの速度を使い切りたい → タイプ③:エレコム MR3C-C21SV/バッファロー BSCR515U3CSV/サンワ ADR-5TCMSD3BK
  • CFなど複数種類のカードを1台で読みたい → タイプ④:バッファロー BSCR708U3BK

保存先の選び方はUSBメモリの選び方やSSDの選び方でも整理している。

編集者:ナナ

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