UGREEN MaxidokのTB5ドック3機種が出揃った|用途別の最適解を整理した
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Thunderbolt 5ドックの選択肢が一気に増えた
UGREENが「Revodok Maxidok」シリーズとしてThunderbolt 5対応ドッキングステーション3機種を国内投入している。フル装備の17-in-1、薄型の10-in-1、そしてMac mini M4専用モデル。価格帯は約2.8万〜4.9万円で、TB5ドック5機種比較記事でも取り上げたCalDigit TS5 Plusの約7万円と比べると明らかに攻めた値付けである。全機種アルミ合金筐体で、どれもIntel製TB5コントローラを搭載。120Gbpsの帯域と8K@60Hz映像出力に対応する。問題は「3つのうちどれを選ぶか」だ。
3機種のスペックを整理する
| 項目 | 17-in-1(プレミアム) | 10-in-1(スタンダード) | Mac mini専用 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 46,513円 | 27,923円(セール時) | 48,990円 |
| ACアダプタ | 240W | 140W GaN | — |
| TB5アップストリーム | ×1 | ×1 | — |
| TB5ダウンストリーム | ×2 | ×2 | ×2 |
| DisplayPort 2.1 | ×1(8K@60Hz) | ×1(8K@60Hz) | ×1(8K@60Hz) |
| USB-A 3.2 Gen 2 | ×3 | ×3 | ×3 |
| USB-C 3.2 Gen 2 | ×3 | — | — |
| カードリーダー | SD 4.0 / microSD 4.0 | SD 3.0 / microSD 3.0 | SD 4.0 / microSD 4.0 |
| 有線LAN | 2.5GbE | 1GbE | — |
| 3.5mm音声端子 | ×3 | — | — |
| M.2 NVMe SSD | あり(PCIe 4.0 x4 / 最大8TB) | なし | あり(PCIe 4.0 x4) |
| ホスト充電 | 最大140W | 最大110W | — |
| サイズ | — | 薄型設計 | 127×127mm(Mac mini同一) |
| 冷却システム | — | — | 内蔵 |
UGREEN Maxidok 17-in-1 Thunderbolt5 ドッキングステーション Thunderbolt5×2+DP 3画面出力 8K60Hz 120Gbps高速転送 M.2SSD増設 240W給電 USB‑A/C3.2×3+2.5GLAN+SD4.0カードリーダー+3.5mm音声ポート サンダーボルト5/4/USB4対応 MacBook/Windows/PCなど適用
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UGREEN Maxidok 10-in-1 Thunderbolt 5 ドッキングステーション Thunderbolt5×2+DP 3画面出力 8K@60Hz DC140W PD110W 急速充電 120Gbps 高速転送 1Gbps イーサネット・SD3.0 カードリーダー・USB-A3.2×3 サンダーボルト5/4/USB4 対応 MacBook Windows PC など適用
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17-in-1は「全部入り」が欲しい人のためのドック
17ポートという数字だけでも異常だが、中身を見るとさらに驚く。TB5ダウンストリームが2基あるということは、TB5対応のストレージやeGPUをデイジーチェーンで追加接続できるということだ。USB-AとUSB-Cが各3基ずつ計6基あるので、キーボード・マウス・Webカメラ・外付けSSD・オーディオインターフェース……と接続しても余裕がある。
2.5GbEの有線LANも地味に効く。NASへのファイル転送やリモート開発環境へのSSH接続では、1GbEと2.5GbEの差は体感できるレベルである。自宅に2.5GbE対応のルーターやスイッチを導入しているなら、ドック側もそれに合わせたい。
そして最大の差別化ポイントが、底面のM.2 NVMe SSDスロットだ。PCIe 4.0 x4接続で最大8TBまで対応する。外付けSSDケースを別途買う必要がなくなり、デスク上の配線が1本減る。TimeMachineのバックアップ先として使うもよし、開発用のローカルストレージとして使うもよし。ドックの中にストレージを隠せるというのは、配線を極限まで減らしたいデスク環境派にとって大きい。
240W ACアダプタはドック本体としては大きめだが、ホスト充電140Wを確保しつつ17ポート全体に安定給電するためにはこのクラスが必要になる。MacBook Pro 16インチの急速充電にも対応できる余裕がある。
10-in-1は「TB5が欲しいだけ」なら最もコスパが高い
10-in-1スタンダードモデルの最大の魅力は価格である。セール価格で27,923円。通常価格の41,990円でも、CalDigit TS5 Plus(約7万円)の6割以下だ。Thunderbolt 5の120Gbps帯域と8K@60Hz映像出力という基本性能は17-in-1と変わらない。
削られているのは、M.2 SSDスロット、USB-C 3.2ポート3基、2.5GbE(1GbEに変更)、SD 4.0(3.0に変更)、3.5mm音声端子。裏を返せば、「外付けSSDは別で持っている」「有線LANは1Gbpsで十分」「SDカードは使わない」という人にとっては、削られた部分に痛みがない。
140W GaNアダプタが付属し、ホスト充電は110W。MacBook Air M5やMacBook Pro 14インチ(M5 Pro)なら問題ない出力だ。MacBook Pro 16インチを常用する場合は、140Wの17-in-1のほうが安心感はある。
薄型設計で設置面積も小さいため、「モニター裏に隠す」「デスクの端に立てる」といった省スペース運用にも向いている。TB5ドックを初めて導入する人、あるいはTB4ドックからの乗り換えで「まずはTB5の帯域を体感したい」という人には、最もハードルが低い選択肢だ。
Mac mini専用モデルは「スタック」に意味がある
Mac mini M4ユーザーにとって一番気になるのがこのモデルだろう。127×127mmというMac miniと完全に同じフットプリントで、上にMac miniを載せてスタック運用する前提の設計である。電源ボタンの位置に合わせた切り込みがあり、スタックした状態でもMac miniの電源操作が可能だ。
48,990円という価格は17-in-1より高い。しかし、このモデルの価値は「Mac miniのポート不足を解消しつつ、設置面積を増やさない」という一点にある。Mac mini M4はThunderbolt 4×3、USB-C×1、HDMI×1、GbE×1というポート構成で、外部ディスプレイは最大2台。M4 Proでも3台が限界だ。このドックを挟むことで、DP 2.1とTB5ダウンストリーム経由でディスプレイの選択肢が広がる。
M.2 SSDスロットが搭載されているのもMac miniユーザーにとっては嬉しい。Mac mini M4の内蔵ストレージは256GB〜2TBだが、後から増設できない。NVMe SSDをドック側に入れておけば、データ用ストレージの拡張がケーブルレスで完結する。冷却システム内蔵で、Mac miniの熱がドック側に伝わっても安定動作を維持できる設計だという。
なお、Mac mini(2024)のThunderbolt 5はM4 Proチップ搭載モデルのみ対応している点に注意が必要だ。M4チップモデルはThunderbolt 4までの対応となる。
CalDigit TS5 PlusやSatechi CubeDockとどう違うか
Thunderbolt 5ドック市場にはすでにCalDigit TS5 Plus(約7万円)やSatechi CubeDock(約5万円)が存在する。UGREENのMaxidokシリーズがこれらと差別化できるポイントは「価格」と「ラインナップの幅」だ。
CalDigit TS5 Plusは20ポート・10GbE・330W電源という最強スペックで、予算度外視なら依然として最強の選択肢である。ただし約7万円は、ドック単体としてはかなりの投資だ。一方、UGREEN 10-in-1はセール価格なら約2.8万円で、CalDigitの4割以下。TB5の基本体験を得るだけなら、価格差ほどの体験差はないというのが正直なところだろう。
Satechi CubeDockはMac mini向けのコンパクト設計でUGREENのMac mini専用モデルと直接競合する。Satechiも140Wホスト充電とM.2 SSD内蔵に対応しており、デザイン性ではSatechiに一日の長がある。ただし価格はUGREEN Mac mini専用モデルと同等で、ポート数ではUGREENが有利だ。
まとめ:3機種の選び方を整理する
UGREEN Maxidok TB5ドックの選び方は、自分の環境から逆算すればシンプルに決まる。
17-in-1を選ぶべき人:MacBook Pro 16インチをメインで使っていて、外部ディスプレイ2台以上+周辺機器多数の本格デスク環境を組んでいる人。M.2 SSDでTimeMachineバックアップやデータ保管をドックに一元化したい、2.5GbEでNASやリモート環境に高速接続したいならこれ一択。
10-in-1を選ぶべき人:TB5ドックを初めて導入する人。外部ディスプレイは1〜2台で接続する周辺機器も少なめ、SSDスロットや2.5GbEは不要でコストを最優先したいならセール価格の約2.8万円は破格。MacBook Air M5やMacBook Pro 14インチがメインなら出力も問題ない。
Mac mini専用モデルを選ぶべき人:Mac mini M4 Proをデスクトップとして常用していて、設置面積を増やさずにポート拡張したい人。内蔵ストレージが足りないがMac miniを買い替えたくない場合、M.2 SSDスロットで解決できる。スタック運用の一体感も魅力だ。
個人的に気になっているのは17-in-1だ。M.2 SSDスロットの存在が大きい。外付けSSDケースを1つ減らせるだけで、デスク上のケーブルが1本消える。2.5GbEもNASとのファイル同期で効いてくる。46,513円という価格は、CalDigit TS5 Plusの約7万円を考えると相当がんばっている。TB5ドック市場の価格破壊を仕掛けてきたUGREENの本気度が見える3機種だ。なお、ドックと合わせて使うThunderbolt 5ケーブルの選び方も別記事で整理している。
UGREEN Maxidok 17-in-1 Thunderbolt5 ドッキングステーション Thunderbolt5×2+DP 3画面出力 8K60Hz 120Gbps高速転送 M.2SSD増設 240W給電 USB‑A/C3.2×3+2.5GLAN+SD4.0カードリーダー+3.5mm音声ポート サンダーボルト5/4/USB4対応 MacBook/Windows/PCなど適用
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