左手デバイスの選び方|メカニカル12キー・LCDキー・ダイヤル付き・ドック一体型の4タイプをサンワ・Elgato・エレコム公式仕様で整理した
当記事はアフィリエイト広告を利用しています。詳細
左手デバイスの商品ページには「12キー」「LCDキー」「ダイヤル」「マクロ」と、似た言葉が並ぶ。ところが、キーの数が同じでも、設定を本体に保存できるか、macOSで動くか、キーの表示が変わるかは機種ごとに異なる。価格も3,480円から59,980円まで約17倍の開きがある。
ここでは、メカニカルキーの専用機・LCDキー型・ダイヤルとタッチストリップ付き・ドック一体型の4タイプに分けて選び分けを整理する。通常のキーボード選びはキーボードの選び方、ポート拡張が主目的の場合はドッキングステーション・USBハブの選び方で扱っている。
左手デバイスで差が出る5つの軸
| 軸 | 何が違うか | 影響する場面 |
|---|---|---|
| キー数 | 3キー、8キー、12キー、15キー、36キーなど | 1キーに寄せられる操作の数 |
| キーの種類 | 物理スイッチ(青軸)か、画面付きのLCDキーか | 割り当てを見て選べるか、押下の感触を取るか |
| 設定の保存先 | 本体メモリか、PC上のソフトか | 会社PCなどソフトを入れられない環境で使えるか |
| 対応OS | Windowsのみか、macOSにも対応か | Mac環境で使えるか |
| 追加の入力 | ダイヤル、タッチストリップ、フットペダル | 音量・ズーム・スクロールなどの連続操作 |
キー数だけで比べると、価格の高い機種が有利に見える。ところが1キーあたりの価格は、専用機とLCDキー型で3倍以上開くため、必要なキーの数を先に決めてから候補を絞る手順が向く。
4タイプの比較表
| タイプ | 代表機種 | キー・操作系 | 設定の保存 | 対応OS | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①メカニカル専用機 | サンワダイレクト 400-SKB085 | 12キー(青軸) | 本体メモリ | Windows 11・10 | 6,980円(税込) |
| ②LCDキー型 | Elgato Stream Deck Neo/Scissor Keys | 8キー/15キー | PC上のアプリ | Windows 11以降・macOS 13以降 | 14,980円/24,180円 |
| ③ダイヤル付き | Elgato Stream Deck + XL | 36キー+6ダイヤル+タッチストリップ | PC上のアプリ | Windows 11以降・macOS 13以降 | 59,980円 |
| ④ドック一体型 | エレコム DST-L080BPBK | 4キー+ダイヤル1 | PC上のアプリ | Windows 11/10・macOS Tahoe 26 | 13,728円(税込) |
Elgatoの価格は日本公式ページの表示値(2026年10月11日確認)で、ページ上に税込の明記はない。サンワダイレクトとエレコムの価格は各社の公開情報にもとづく。
①メカニカル専用機|サンワダイレクト 400-SKB085
価格を抑えて、PC側にソフトを常駐させずに使いたい場合のタイプである。
400-SKB085は、キーが12個の青軸メカニカルで、直販価格は6,980円(税込)。キーピッチ19.6mm、ストローク4mm、重量は約98g。割り当ては専用ソフトで行い、キーボード・マウス・文字列・ショートカットの4モードを選べる。設定内容は本体のメモリに保存されるため、設定後は専用ドライバのないPCでも使える。ただし専用ソフトはWindows専用で、公式の対応OSもWindows 11・10のみとなる。
3キー版の400-SKB075は3,480円で、同じ青軸・4モード構成のまま重量は約30g。1キーあたりの価格は400-SKB085が約582円、400-SKB075が約1,160円で、割り当てたい操作が4個を超えるなら12キー版のほうが割安になる。詳しい差分は400-SKB085の整理記事にまとめている。
サンワダイレクト プログラマブルキーボード Windows専用 有線接続 3キー マクロ機能 ゲーミング ブラック 400-SKB075 | マクロキーボード,バックライト付き,青軸,割付/割り当て
¥3,480
Amazonで見る →
②LCDキー型|Elgato Stream Deck NeoとScissor Keys
キーの絵柄を変えながら、画面で見て押したい場合のタイプである。
LCDキー型は、各キーに小さな画面が付き、割り当てた操作に応じてアイコンが表示される。ElgatoのStream Deckでは、Windows 11以降とmacOS 13以降に対応し、設定は無料のStream Deckアプリで行う。
Stream Deck Neoは、8個のカスタム可能なLCDキーと、2つのTouch Points、その間のInfobarを備える。公式ページの表示価格は14,980円、サイズは107×78×26mm、重量210g、USB-Cケーブル(90cm)が付属する。
【Amazon.co.jp限定】Elgato Stream Deck Neo – カスタム可能な8個のキー、2つのTouch Points、タスクとワークフローを加速 - Word、Excel、PowerPoint、Teams、Zoom、Spotify、その他をコントロール、ドラッグ&ドロップで設定可能 - MacとPCに対応
¥13,980
Amazonで見る →
Stream Deck Scissor Keysは、15キーでシザー式のキーを採用した構成で、公式ページの表示価格は24,180円。サイズは118×84×25mm(スタンド除く)、USB-C to USB-Cケーブル(150cm)が付属する。
【Amazon.co.jp限定】Elgato Stream Deck Scissor Keys: OBS、Twitch、Discord、Teams、Photoshopなどに対応したカスタマイズ可能なマクロキー搭載ワークフローコントローラー(Windows 10・macOS 13以降対応)
¥21,687
Amazonで見る →
1キーあたりの価格は、Neoが約1,870円、Scissor Keysが約1,610円で、キー数が多い15キー版のほうが割安になる。専用機①と比べると、LCDキーの代わりに、設定をPC上のアプリに依存する点が違いになる。配信用の機材と組み合わせる場合は、キャプチャーボードの選び方やマイクの選び方も判断材料になる。
③ダイヤル付き|Elgato Stream Deck + XL
音量・ズーム・スクロールなど、連続して変える操作を物理ダイヤルに割り当てたい場合のタイプである。
Stream Deck + XLは、36個のLCDキーと、押し込みに対応する6個のダイヤル、161×14mmのLCDタッチストリップを備える。公式の日本語ページでは価格が59,980円、サイズは205×147×175mm、重量は1,085g。接続はUSB 3.0以降のType-Cで、USB-Cケーブル(150cm)が付属する。ダイヤルは交換可能と案内されている。
Elgato Stream Deck + XL – プロフェッショナルシステムおよび制作向けのカスタマイズ可能なコントロールプラットフォーム(マクロキー、多機能ダイヤル、タッチストリップ搭載)– PC/Mac対応 USB-C
¥59,980
Amazonで見る →
8キー・4ダイヤルの「Stream Deck +」も同じページに掲載されており、サイズは140×138×110mm、重量は465g。日本語ページ上に+の価格表示がなかったため、本記事では価格の比較から除いている。
- XLのキー数あたりの価格は、キーだけで割ると約1,670円で、②と同水準になる。ダイヤルとタッチストリップが加わる分、設置面積は②より大きく、奥行205mm×幅147mmが必要になる。公式の数値で本体重量が1kgを超えるため、机上の置き場所を先に決めておく必要がある。
足元で操作する場合は、3つのペダルを備える「Stream Deck Pedal」(公式ページの表示価格14,780円、重量960g)も選択肢になる。
Elgato フットペダル型 Stream Deck/ハンズフリー 配信/ワンタッチ配信/Elgato 4KCU、OBS、Twitch、YouTube、Twitter、Discord、Spotify、Philips Hue対応/Windows MAC 対応
¥14,773
Amazonで見る →
④ドック一体型|エレコム DST-L080BPBK
ポート拡張と左手デバイスを1台にまとめて、机上の機器を増やしたくない場合のタイプである。
DST-L080BPBKは、上面に4つのキーとダイヤル1個を備えた8in1ドッキングステーション。PD給電は入力最大100W、本体消費10Wで出力最大90W、HDMIは最大4K/60Hz、有線LANも備える。キーとダイヤルへの割り当ては、エレコムの無料アプリ「エレコム マウスアシスタント」で行い、公式の対応OSはWindows 11/10とmacOS Tahoe 26。メーカー商品ページの税込価格は13,728円である。
エレコム ドッキングステーション USBハブ Type-C キー&ダイヤル付き USB PD対応 最大入力100W HDMI 4K/60Hz 有線LAN SDカード microSD USB-A 5Gbps ブラック DST-L080BPBK
¥9,982
Amazonで見る →
キーが4個とダイヤル1個に限られるため、割り当てられる操作は、ミュート・カメラのオン・オフ・音量といった会議向けの定番に絞られる。詳細はエレコムDST-L080BPBKの整理記事で扱っている。
キーボード一体型の選択肢としては、Stream Deckを統合したフルサイズキーボードCorsair GALLEON 100 SDがある。
選び分けの手順
判断は次の順で絞り込める。
- 使うOSを決める:Macで使うなら①は対象外になり、②③④から選ぶ。Windows専用の環境なら①も候補に入る
- 割り当てたい操作の数を数える:3個以内なら400-SKB075、4〜12個なら400-SKB085、13個以上ならScissor Keysや+ XLが候補になる
- 設定をPCに残せるか確認する:会社PCなどでアプリを常駐させられない場合は、設定を本体メモリに保存する①が向く
- 連続操作が必要か判断する:音量やズームのような連続操作が中心なら、ダイヤルを備える③か④を選ぶ
- 机上のスペースと予算を確認する:③は重量1,085gで価格も59,980円と大きいため、置き場所と予算を先に確定する
気になる点
- 価格は公開情報の時点値。Elgatoは日本公式ページの表示で税込の明記がなく、サンワダイレクトとエレコムはメーカー側の価格である。Amazonなどの実売価格とは異なる場合がある
- Stream Deck +の価格は日本語ページに表示がなかった。そのため、価格の比較には含めていない
- ElgatoのヘルプページとStream Deck + XLの製品ページでキー数の表記が異なる。本記事は製品ページの36キーを採用している
- ①はWindows専用。macOSでの動作は公式の対応範囲に入っていない
- 本記事は4社の公式情報にもとづく整理で、他社製品との仕様比較は含めていない
まとめ
左手デバイスは、「使うOS」「割り当てたい操作の数」「設定の保存先」の順に条件を決めると候補が絞れる。
- Windows専用で、設定を本体に残したい、価格を抑えたい → タイプ①:サンワダイレクト 400-SKB085
- MacやWindowsで、画面付きのキーを使いたい → タイプ②:Stream Deck Neo/Scissor Keys
- 連続操作と多数のキーを1台にまとめたい → タイプ③:Stream Deck + XL
- ポート拡張と会議用の操作を1台にまとめたい → タイプ④:エレコム DST-L080BPBK
キーボード全体の選び分けはキーボードの選び方、デスク上の入力機器はトラックボールの選び方でも整理している。
編集者:ナナ
※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンク先での購入により、当サイトが報酬を受け取る場合があります。